【予告編】震災以前から撮りためた日本の原風景…『ハーメルン』
古き良き日本の姿が残る、奥会津のある廃校を舞台に、西島秀俊主演で贈る珠玉のヒューマンドラマ『ハーメルン』。その美しい予告編映像が公開となった。
最新ニュース
スクープ
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
西島秀俊・主演、日本の原風景を描く『ハーメルン』新ビジュアル解禁
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

監督は『美式天然』で第23回トリノ国際映画祭、史上初のグランプリ&最優秀観客賞のW受賞した坪川拓史。廃校となった小学校で一人静かに暮らす年老いた元校長先生と、過疎が進む村に暮らす人々の記憶を穏やかに、優しく描く。
小学校の卒業生で、県の博物館に務める主人公・野田(西島秀俊)は、久しぶりに母校を訪れることに。また、恩師である綾子先生の娘、リツコとも出会うことになる。
予告編は、ゆったりとした時間軸の中、撮影現場となった奥会津に位置する昭和村の美しい風景を堪能できる映像となった。
舞台となる廃校が決まり、本作の撮影が始まったのは2009年夏。しかし、秋に予定されていたメインの撮影は、諸般の事情により1年延期になり、その後も、四季ごとの風景の撮影は続けられてきたが、2010年秋には、イチョウが色づく前に雪が降ってしまうという異常気象の影響により、開始2日前にして再び中断。
その後、脚本を春の設定に書き換え、2011年5月の撮影再開に向けて準備を進めていた矢先に、東日本大震災が発生した。一時は製作続行断念も検討されたが、脚本の改訂を経て2011年11月、満を持して撮影再開となり、幾度もの製作中止の危機を乗り越えて本作は出来上がった。
およそ5年の歳月をかけて撮りためられた優しい日本の原風景を、予告編で目にしてみて。
『ハーメルン』は9月7日より渋谷・ユーロスペースほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/