C・ベイルにB・クーパー? オスカー俳優だらけの大のスキャンダル、日本公開へ
『ザ・ファイター』と『世界にひとつのプレイブック』のキャストたちと再タッグを組んだ、デヴィッド・O・ラッセル監督の最新作
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1979年。ラスヴェガスやマイアミに続くカジノタウンとして開発中だったアトランティック・シティを舞台に、米国を震撼させた「アブスキャム事件」(米上院議員と5人の下院議員が汚職で有罪となり、米国中が大騒ぎとなった収賄スキャンダル)を映画化。
70年代後半から80年代前半のニューヨーク・エリアにおける国家とマフィアの絡みにフォーカスし、リアリズムを追及したおとり捜査の世界を、スタイリッシュでユーモアいっぱいに描いている。
主人公は、ご覧の2人。ヘアスタイルやヒゲのせいで、一瞬「?」となるが、稀代の詐欺師アーヴィング・ローゼンフェルドをクリスチャン・ベイル、彼を逮捕したFBI捜査官リッチー・ディマーソをブラッドリー・クーパーが演じている。ちなみに、ブラッドリーのパーマ頭は、70年代に流行ったプロ野球選手の髪型をブラッドリー演じるリッチーが真似している、という設定なのだとか。
リッチーは、司法取引をしてアーヴィングを捜査に協力させ、偽のアラブの大富豪をエサにした巧妙なおとり捜査で、カジノに絡む多くの大物汚職政治家たちを逮捕し、真実を暴こうとする。リッチーが、強制的にニュージャージーの政界黒幕たちやマフィアの世界へと引きずり込むのは、アーヴィングばかりでなく、彼の英国人相棒で愛人のシドニーもその1人。ベイルと『ザ・ファイター』で共演したエイミー・アダムズが演じている。
また、ベイル扮するアーヴィングの妻ロザリンを演じるのは、『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンス。「おとり捜査全体をひっくり返す」と彼らを脅かす役どころだ。
また、新たにラッセル作品へ加わるのは、ニュージャージーの市長カーマイン・ポリート役の、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー。不況の真っただ中、自分のコミュニティを守ろうとする情熱的な市長を演じる。
ラッセル監督は「キャスト全員がこれまで見せたことのないような力を発揮しているのが、一番エキサイティングなんだ」と、豪華な俳優陣を絶賛。「この映画で描かれる時代は、我々の生活する現代にとてもよく似ている。経済は良くないが、人々はどう生きて行こうかと、もがいている」と熱く語っている。
さらには、ロバート・デ・ニーロの名前も列記されており、オスカー受賞者&ノミネート経験者ばかりが集結した。早くも、2014年のオスカー最有力と言われているだけに、その公開が待ち遠しい。
『アメリカン・ハッスル』は2014年1月よりTOHOシネマズみゆき座ほか日本全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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