年の功? 広末涼子&木村多江、自身の役柄に「あるある!」と共感
映画化もされた『ツナグ』などでも知られる人気作家・辻村美月の直木賞受賞小説をドラマ化した『鍵のない夢を見る』において、第3話、第5話にそれぞれ主演する木村多江と広末涼子が、自身の役柄に対し実体験を踏まえた強い“共感”を口にした。
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木村さんは第3話の「石蕗(つわぶき)南地区の放火」に主演し、プライドにしがみつくアラサ―女性を演じている。このエピソードについて木村さんは「笑顔で『そうですね』と言いつつも、心の中で『そうじゃない!』ってツッコむことってあると思います。本音と建前が出ていて、『あるある、こういうとこイタイよね~』と思いながら演じていた(笑)」としみじみと共感を口にする。
木村さん自身は、30代半ばで結婚しているが、劇中の笙子、そして自らの経験を踏まえ、30歳を超えた女性の恋愛について「30代の女性は男性を見ても主観的に『大好き!』とならずに、自分が傷つかないようにと考えてしまうし、マイナスなところ、ダメなところを見てしまうところがある」と鋭く指摘。
それでも本作を通じて「女性は現実的だけど(本作のように)こうやって夢を見て逃避して、という部分で人間を愛おしく思ったし、女性を好きになった」とも。最後に「男の人は女の人は怖いって思うところがあるかもしれませんね」と付け加えて微笑んだ。
一方、第5話「君本家の誘拐」にて理想の母を追い求めるがゆえに精神的に追い詰められていく女性を演じた広末さんも、自身2児の母とあって演じながら感じる部分が多かったよう。
「育児は最高に楽しく、喜びや発見の連続だけど、その反面、精神的にも肉体的にも大変。不安や疲労、どのお母さんも経験している危うさと隣り合わせで、脚本を読んで共感しました」としみじみと語る。
撮影に入る直前に出産した友人がいたそうで「退院して間もないのに眠れず、赤ちゃんが目を開けるのを見ると涙が止まらないって言ってました」とその友人の様子を語り、「撮影中もその子のことばかり考えてました」と自身はもちろん、周囲の人間も含めて“母”という存在について深く考えながら役に臨んだことを明かす。
今回の役については共感しつつも「母親としては辛く、しんどい役だった」とも語り、「共感よりもこうならないように、という風に見てほしい」とすっかり母の顔で呼びかけていた。
年齢を重ねていく中で、日常の中での経験や様々な感情をどのように役柄に反映させていったのか? 5つのエピソードの中でも“年上組”の2人のパートは同世代の女性の視聴者の共感を呼びそうだ。
ドラマW「鍵のない夢を見る」は9月1日(日)よりWOWOWにて放送開始(全5話)。第1話のみ無料放送。
「鍵のない夢を見る」公式サイトhttp://www.wowow.co.jp/dramaw/kagi/
《シネマカフェ編集部》
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