引退間近のスティーヴン・ソダーバーグ、ファンが選ぶNo. 1作品は?
「映画とは距離を置きたい」と発言し、9月公開の最新作『サイド・エフェクト』で映画業界からの引退を表明しているスティーヴン・ソダーバーグ監督。“ファンが選ぶもう一度劇場で見たいソダーバーグ作品”No. 1が決定した。
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26歳の時に『セックスと嘘とビデオテープ』('89)で、カンヌ国際映画祭において史上最年少「パルム・ドール」を受賞し、37歳の時には『トラフィック』('01)、『エリン・ブロコビッチ』('00)でアカデミー賞ダブル受賞を果たしたソダーバーグ監督。その翌年には『オーシャンズ11』シリーズで、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットなどスター俳優を集め、世界的ヒットを記録した。
今後はドラマなどの製作予定はあるものの、50歳を迎えた彼が、最後の劇場映画として選んだ本作は、薬物社会を舞台に描く、男と女の心理サスペンス。一粒の薬の副作用が巻き起こした殺人、というセンセーショナルな事件の裏側に仕組まれた陰謀と真実を暴くべく、ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタムという豪華キャスト達が、それぞれの思惑を胸に演技合戦を繰り広げる、ソダーバーグ監督らしい作品だ。
ソダーバーグ監督は、日本のファンへ向け「『サイド・エフェクト』は現代社会問題をしっかりと描き、それをトロイの木馬にしてスリラーをその中に隠しているのが最高に面白いんだ。ジュードの何かに取り付かれたような演技も、ルーニーの目の奥でいろんなことを語るような佇まいも最高に素晴らしい。(来月からの)ドラマの撮影がなければ日本に行きたかったんだ。今まで本当に楽しかった、ありがとう。また戻って来れるかわからないけど、忍耐強く待っててね」と、コメントを出している。
そんなソダーバーグ監督作品の中で、ファンが選んだスクリーンでもう一度見たい作品は、1位『エリン・ブロコビッチ』、2位『トラフィック』、3位『オーシャンズ11』という、まさに彼の歴史を物語るにふさわしい結果に。投票で見事No. 1に選ばれた『エリン・ブロコビッチ』は、9月3日(火)18時より東京・お台場シネマメディアージュにて特別上映される。
『サイド・エフェクト』は、9月6日(金)より、TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロにて公開。
《シネマカフェ編集部》
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