【特別映像】ヒュー・ジャックマンらが語る『ウルヴァリン』…「彼は現代の“浪人”」
不老不死の肉体を持つ過激にして最強のヒーロー、ウルヴァリンが、日本を舞台にかつてない死への葛藤と対峙する『ウルヴァリン:SAMURAI』
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ヒューの出世作『X-MEN』シリーズのスピンオフ・シリーズ第2弾。旧友に請われて日本を訪れたウルヴァリンが、拉致された旧友の孫娘・マリコ(TAO)を救うため、パートナーのユキオ(福島リラ)と共に謎めいた男・シンゲン(真田弘之)との壮絶なバトルを繰り広げる本作。
マンゴールド監督とヒューは、ウルヴァリンの新たなストーリーを構築するに当たって、彼を現代の“浪人”として描いているのだと語る。
「封建時代の日本では、侍は主人に仕えていたが、浪人というのは仕える主人がいない侍のこと。つまり、浪人は目的のない、主君も持たない戦士のようなものなんだ。ローガンを大義に関わる一員(X-MEN)に引き込んだ人々の多くが、もうこの世にはいない。だから、彼は一人取り残され、命令を受けることもなく何をしてもいい状況にいる。これはアメリカの西部劇や侍映画に共通する図像だが、今回はそこに焦点を当てることにしたんだ」とマンゴールド監督はコメントする。
本編でのウルヴァリンの姿は、まるで往年の三船敏郎が演じてきた代表的な“サムライ”のキャラクター像を彷彿とさせる。小津安二郎を敬愛し、日本の文化に深く影響を受けた監督は、本作で豪快なアクションを盛り込みながら、日本の美しい風景や情緒をフィルムに収めている。
また、ヒューは本作について、「この映画の原作となったストーリーは13年前に読んだものだ。遂にこのサムライ・ストーリーに着手できたことにとても興奮している」と話す。
さらに、「この物語には、どうしてウルヴァリンのキャラクターがこんなにも興味深いのか。鋭い爪と超人的な能力を持つ男というだけでなく、人間的な側面も描いている。彼の感情は200年の間に経験した痛み、喪失感、孤独、そして心の重荷から来るものだ。そういった葛藤を表に出していくウルヴァリンをとても気に入っている。ウルヴァリンの変化という言い方はしたくないが、こういった姿を演じられることが光栄だったよ」と、今回初めて描かれたウルヴァリンの“人間性”についても語っている。
ド派手なアクションに目を引かれがちだが今回、ヒューや監督が語ったのはウルヴァリンの内面的な部分。最強のヒーローが胸の内に秘めた葛藤を、こちらの映像から覗いてみて。
『ウルヴァリン:SAMURAI』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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