【予告編】イチロー&ジャッキーの不思議な共通点とは? …映画『42』
先日、日米通算4,000安打を成し遂げたイチローも含め、メジャーリーグの全選手が年に1度、背番号「42」を背負い称えるのが、初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン
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
本作は、史上初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)とドジャースのジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)が、白人選手以外に開かれることのなかったメジャーリーグ界の堅牢な門戸をこじあけ、世界に本当の自由を示した真実のドラマ。背番号「42」は、ジャッキー・ロビンソンの功績を称え、現在ただひとり、メジャーリーグ全球団の永久欠番となっている。
今回、WEB初解禁となった特別予告編のオープニングは、ニューヨーク・ヤンキースのイチローがヒットを打ち、走るシーンから始まる。実は、イチローとジャッキー・ロビンソンには不思議な共通点が存在するのだ。
まず、メジャーリーガーとしてグランドに立ったのは共に27歳のとき。前年までイチローは日本プロ野球界で大活躍をしており、ジャッキー・ロビンソンもまた、黒人だけの野球リーグ“ニグロリーグ”のスター選手だった。
2001年に日本人野手として初めて、メジャー球団マリナーズに入団したイチロー。それ以前、野茂英雄、伊良部秀輝、吉井理人、佐々木主浩など、投手はメジャーで活躍をしていたが、イチローは野手。入団前には「日本人野手がメジャーで通用するのか?」という雑音にさらされ、アメリカでもメジャーの投手には対応できないという見方がされていた。
一方、ジャッキー・ロビンソンもまた、黒人選手として初めてメジャーのドジャースに入団した際には、想像を絶する激しい雑音と差別を受けた。だが2人とも、言葉での反論ではなく、世間を“そのプレーのみで動かす”という点で同じだった。
結果、ジャッキー・ロビンソンはメジャー挑戦初年度にして、首位打者と盗塁王を同時に獲得。なんと、この2部門は52年後にイチローが獲得することになる。
かつて、ジャッキー・ロビンソンはこんな言葉を残している。「もし、他人に何かのインパクトを与えるような生き方が出来なかったとしたら、人生などそれほど重要なものではないと思う」。そしてイチローも、まるで示し合わせたように「世の中の常識を少しでも変えるっていうことは、人間としての生き甲斐でもありますから」と語る。
さらに、特別予告編では「孤独なグラウンドで彼が打ち、走るたびに奇跡が起こり始める」とナレーションが入る。この言葉を体現するかのように、すべての選手、監督、コーチが背番号42を付けて試合に望む「ジャッキー・ロビンソン・デー」(4月15日)ではイチローもまた背番号42を背負いプレーし、2009年には日本プロ野球記録3,085安打を満塁ホームランで達成。今年の通算4,000本安打の達成のみならず、メジャー挑戦時には想像もできなかった“奇跡”をいまもなお魅せ続けるイチロー。
多くの共通点と縁を持つ2人。彼らの最大の共通点は、“自分を信じ続ける”こと。やがてはそれが、“結果”につながることを教えてくれるのだ。
『42~世界を変えた男~』は11月1日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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