松たか子、撮影時の“秘密”を思わず暴露? 『小さいおうち』舞台挨拶 in 大阪
中島京子・原作の直木賞受賞小説をもとに山田洋次監督が映画化した『小さいおうち』の試写会が、9日(月)、大阪・阪急うめだホールにて行われ、上映後に松たか子…
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昭和初期、東京郊外に佇む赤い屋根の洋館に奉公した女中タキが見た、 ある“恋愛事件”。 そのとき、タキが封印した“秘密”が、60年の歳月を超え、切なくもミステリアスに紐解かれていく――。
関西では初めてとなった試写会では、終始温かな笑いに包まれながら、“小さなおうち”の奥様、平井時子を演じた松さんと、60年後のタキを演じた倍賞さんが登壇し、撮影時のエピソードを語ってくれた。
本作の舞台設定は昭和初期。当時のモダンでクラシックな髪型がとても似合っていた松さんは、自分の思うままに生きられたとは言えない時代の女性を演じたことについて、「この時子という人はどういう想いでいるんだろう、ということをずっと探し続けていた」と明かす。「この人は幸せだったのかなとか、誰が幸せにできたのかなとか思いながら、ずっと撮影をしていました」と自身の心の内をふり返った。
一方で、その“恋愛事件”の目撃者となるタキの晩年を演じた倍賞さんは、タキがノートに綴ってきた“秘密”を知ることになる健史を演じた妻夫木聡との、軽妙なやり取りが印象的だった。
倍賞さんは、「妻夫木さんは、感性が鋭い方で、本当に素敵な青年です。山田監督から、背中を丸めるように言われていたのですが、歩いていると、後ろから『おばあちゃん、背が伸び過ぎ!』と妻夫木さんから助言ももらっていました」と、親しみ溢れるエピソードを披露する。
さらに、映画に登場するような“秘密”を持っているかと問われた松さんは、「社長役のラサール石井さんが特殊メイクをしています。実は、金歯をしているんです」と突然の暴露(?)。
「元々は金歯をアピールする予定だったのですが、キャラクターの設定が少しずつ変わってしまい、最終的にはちらっとだけ写る程度になってしまって…。みなさん、もう一度映画を観ることがあったら注目して下さい、特殊メイクさんの技術の結晶を見て下さい(笑)」と裏エピソードを笑顔で明かし、笑いを誘っていた。
『小さいおうち』は2014年1月25日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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