【予告編】“ディズニー映画”の裏側を描く…『ウォルト・ディズニーの約束』
トム・ハンクスを主演に、ディズニーが初めて映画製作の裏側を描く『ウォルト・ディズニーの約束』が2014年3月21日(金・祝)より公開となる。それに先駆け、夢と魔法とハプニングに満ちた予告編映像と…
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夢と魔法を生み出す映画人、ウォルト・ディズニー。彼の映画製作50周年を経て、いま明かされるのは、往年の名作『メリー・ポピンズ』誕生秘話。映画化に向けて情熱を燃やし続けるウォルト・ディズニーにとって、唯一にして最大の障害は、映画化を頑なに拒み続ける「メリー・ポピンズ」の生みの親、原作者のP.L.トラヴァースだったのだ。
アカデミー賞に向けた賞レースでも注目されている本作。この度解禁された予告編では、ウォルト・ディズニーが娘の愛読書である「メリー・ポピンズ」の映画化を長年にわたり熱望していたが、英国に住む原作者・トラヴァースは彼のオファーを断り続けてきたところから始まる。
それでも諦めないウォルトに業を煮やしたトラヴァースは、決着をつけるためにハリウッドへ。「ようこそ!」と両手を広げて、トラヴァースを迎え入れるウォルトだが…。
意外にも、映画の登場人物になるのは今回が初めてとなるウォルト・ディズニー。そんな彼を演じるのは、ハリウッドきっての名優トム・ハンクスだ。そして、そんなウォルトに少し不審そうな表情で挨拶を返すトラヴァース役には、英国の名女優エマ・トンプソンだ。
「メリー・ポピンズ」の映画化に情熱を燃やすウォルトと、映画化を頑なに拒むトラヴァースの間では何度も激しい衝突が繰り返されるが、トラヴァースは容赦なく、音楽のアレンジに対しても「勝手なことをしないで」とピシャリと言い放つ。
また、主演俳優も気に入らず、アニメなど子ども騙しだとウォルトの主張を拒絶。終いには、「映画化は中止だ!」と書類を窓から投げ捨ててしまうシーンも収められている。
彼女はなぜそこまで頑なに「メリー・ポピンズ」を守ろうとするのか? その答えが、幼い頃の彼女と父親の関係にあると知ったウォルトは、映画製作続行への最後のチャンスをかけてトラヴァースにある“約束”をする…。
監督は『オールド・ルーキー』('02)『しあわせの隠れ場所』('09)など、実話に基づく感動のヒューマン・ドラマで高い評価を受けているジョン・リー・ハンコックが務めており、観客の胸を打つ感動の物語へと仕上がっていることは、この予告編から伺い知ることができる。2人の名優の演技合戦にも注目だ。
また、今回公開されたビジュアルは、ウォルトの影がミッキーマウス、トラヴァースの影がメリー・ポピンズとなっており、ディズニーらしい遊び心も。語りかけるウォルトにはそっぽを向くトラヴァースが、その影のメリー・ポピンズではミッキーに傘を差し出しており、果たして2人が辿る結末とは?
『ウォルト・ディズニーの約束』は2014年3月21日(金・祝)より全国にて公開。
《後藤ゆかり》
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