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トム・ヒドルストン&ティルダ・スウィントン、“吸血鬼”は20歳の年の差カップル

ジム・ジャームッシュ監督の4年ぶりの最新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』

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『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』-(C) 2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』-(C) 2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved. 全 7 枚
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ジム・ジャームッシュ監督の4年ぶりの最新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』で、吸血鬼の恋人“アダムとイヴ”を演じたイギリス人俳優トム・ヒドルストンと、オスカー女優のティルダ・スウィントン。その妖しくも美しいカップルをご紹介。

何世紀も愛し合い、生き続けてきた吸血鬼・アダム(トム・ヒドルストン)と恋人・イヴ(ティルダ・スウィントン)。ある日、久々の再会を果たし、愛に満ちた日々を送っていた2人の前に、突然イヴの破天荒な妹・エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が現れるのだが…。

ジャームッシュ監督は本作のメガホンをとるにあたり、自身が何年も温めていた愛する吸血鬼の物語が、バイロンを始め、イギリスのロマン派詩人から生まれたことに敬意を表し、メインキャストには全てイギリス人俳優を揃えることにこだわったという。

アンダーグラウンド・シーンでカリスマ的人気を誇る、伝説のミュージシャンでもあるアダム役に選ばれたのは、先日イギリス「Empire」誌の恒例“最もセクシーな映画スター”投票でジョニー・デップ、ブラッド・ピットら人気ハリウッドスターを抑え、ベネディクト・カンバーバッチに次ぐ第2位を獲得した、1981年生まれ32歳のトム・ヒドルストン。

そして、アダムの永遠の恋人・イヴ役を演じたのは、『ブロークン・フラワーズ』『リミッツ・オブ・コントロール』に続き、3度目のジャームッシュ作品となるオスカー女優ティルダ・スウィントン。ティルダは今年52歳を迎えており、何と吸血鬼版“アダムとイヴ”は、20歳の年の差カップルだったのだ。

劇中でもイヴに甘えてみたり、逆らえない面があったりと、ちょっぴり尻に敷かれている(?)アダム役のトムは、「イヴはずっとアダムより広く、彼の脆さを包み込むことができます」と2人の関係を表現する。

「それはただ、とても美しいストーリーです。お互い愛し合い、認め合った2人の人間の間で、彼らはたまたまヴァンパイアだったのです。永遠の命という文脈の中で愛を探求するというアイデア、もし不死身という挑戦を課されていたら? それは神の恵みか、それとも呪いか? それは互いへの責任(コミットメント)にどう影響を与えるのか? ということだと思います」と、何千年も生き続けた吸血鬼の恋人たちの、かつてない愛の形と世界の魅力を語った。

また、常にマイペースで自分の作りたい映画だけを撮り続けてきたジャームッシュ監督も、「人間の愛(恋人同士)と、吸血鬼の愛(恋人同士)の違いを感じる点はありますか?」の問いに対して、本作のこのカップルを「違いなんてないよ。人間だろうが吸血鬼だろうが、ラブはラブだ。ただし吸血鬼たちは超人的存在だけど、こと愛に関しては人間と同様だと言えると思う」と話しており、世が21世紀に移り変わっても、普遍に続く愛について考えを示している。

ジャームッシュ監督独特のオフ・ビート感でユーモラスかつ、皮肉たっぷりに描かれる、孤独と闇の世界でひっそりと生きる、永遠の命を持つ吸血鬼たちの日常。

これまで、『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ』など、アメコミ作品のイメージが強かったトムの新境地ともいえる本作での憂いを帯びた吸血鬼の姿と、そして中世的な容姿が神秘的なティルダの姿は、人間世界の年齢の差を超えた世界で一番妖しくエレガントで美しい吸血鬼のカップルとして、永遠に映画史に刻まれることになるかもしれない。

『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は12月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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