水嶋ヒロの「“エキス”が詰まってる」…『黒執事』舞台挨拶 in 福岡
水嶋ヒロと剛力彩芽をメインキャストに迎え、シリーズ累計発行部数1,700万部(海外分含む)を突破し、世界42の国と地域で翻訳されている大人気コミックを映画化した『黒執事』。
最新ニュース
レポート
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
水嶋ヒロ、久々の公の場でも甘~い言葉で剛力彩芽、山本美月らをメロメロに
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

コミック版とは違い、映画オリジナル・ストーリーで描かれる本作。知識・教養・品位・料理・武術・容姿、すべてにおいて完璧な完全無欠の“悪魔の執事”セバスチャン(水嶋ヒロ)と、魂の契約を交わした少女・幻蜂汐璃(剛力彩芽)が謎のミイラ化怪死事件の真相解明に挑む姿を描く。
この日、登壇した水嶋さんは本作にちなんでか、ブラック・ジャケットにブラックのパンツ、インナーもブラックと“黒尽くし”のファションで満員御礼となった600人の観客がひしめく都久志会館は悲鳴のような歓声が鳴り響いた。
共に出席した、松橋プロデューサーは「3年ぶりに水嶋ヒロを表舞台に引っ張り上げたのは私です。褒めてください!」と挨拶し会場を盛り上げた。
<以下、舞台挨拶の模様>
――『黒執事』を映画にしようと思ったきっかけは?
松橋P:プロデューサーだったら『黒執事』くらいのバリューのある作品であれば誰でも映画化したいと思います。しかし、素晴らしい作品を作るには主人公のキャラクターと演じる役者さんがマッチすることが大切だと思うんですが、この作品の場合、とにかく“セバスチャン”を誰がやるか…「水嶋ヒロがやるんだったらこの企画は映画になる!」って思ったのが一番最初のきっかけです。
――水嶋さんは断り続けたと聞きましたが。
松橋P:色々な手を尽くしましたが、それでもなかなか「Yes」と言ってくれませんでした。でも、何度か話をすると、彼がアイディアマンということに気づき、「企画や台本から一緒に作らないか?」と相談してみました。
――松橋さんの熱烈なアプローチを受けて。
水嶋さん:純粋に必要とされる喜びがどんどん膨らんでいきました。台本を仕上げるまでに約1年半掛かったんですが、その台本が完成して、出演のオファーをいただいたときに断る理由が何もなくなっていました。松橋さんにまんまとしてやられたところもあります(笑)。
――水嶋さんのご本名“齋藤智裕”名義でプロデューサーとしても、活躍されたとお聞きしましたが?
松橋P:実は、最初から水嶋さんにプロデューサーをお願いすることをと決めてはいなかったんですが、一緒に台本作りをしていくのがすごく楽しくて、撮影が終わる頃に、ここまで一緒にやってきたんだから、映画作る過程を全て一緒にやらないかと提案しました。10月の完成まで編集や音楽の制作やダビングまで付き合ってもらいました。
――大ヒットコミックの映画化について。
大谷監督:原作に対するリスペクトがあって、自分自身がその作品に惚れ込む必要があります。「黒執事」を読んだときに、映画化してみたいなと思いました。今回の映画はオリジナルのストーリーになっています。でもやっぱりそこはファンの方に観ていただいて、原作と血の繋がっている作品だと思ってもらえるとありがたいです。
――セバスチャンを演じるにあたって、苦労したことや楽しかったことは?
水嶋さん:セバスチャンを演じる上で、やるべきことは無限にあると思います。彼は“パーフェクト”という代名詞みたいなものが付いていますから。自分がセバスチャンを演じるにあたって何をすればいいのか? と考えること自体苦労しました(笑)。
――制作者としての視点で、水嶋さんならではのこの映画の楽しみ方は?
水嶋さん:皆、個性的なキャラクターばかりなので、そういったキャラクターを中心に観ていくのも面白いですし、エンターテインメント性にすごく富んでいるので、幅広い世代の方に響くと思います。ただ、何より大事にしていたのはこの物語は汐璃(剛力さん)の物語なので、人間ドラマを描くことでメッセージ性のあるものにしたかったんです。
個人的な思いですが、いい映画って観終わったあとに、観に来た友だちと少し会話が生まれたりする。そういう映画って一番いいなと思っていて。できればそういう映画にしたいなと。ラストシーンは特にこだわって作っています。最後まで観ていただけたら、そのラストシーンがとても意味のあるものだと伝わると思います。
松橋P:ずっと台本を一緒に作りながら、この映画を観た後に心にぐっと残るものを残してお客さんたちに帰ってほしいなという話をしていました。彼が一生懸命に考えてくれて、台本のかなりの部分を実際に書いています。心に残るぐっとくるセリフは、ひょっとしたら水嶋ヒロが書いたんじゃないかなと思って観ていただいて間違いないです。この作品の中には“水嶋ヒロのエキス”が詰まっています。
――最後に皆さんにメッセージをお願いします。
水嶋さん:松橋さんに誘っていただいてから今に至るまで、おそらく2年半、もしかしたら3年くらいは経っているのかもしれません。ずっとこの3年間は『黒執事』一色でやってきました。この映画には僕が持っている全てが詰まっていると言っても過言ではないくらい、全てをこの作品に注いてきました。もしお気に召していただけたのなら、ぜひ僕らと一緒に一丸となって、この映画をたくさんの人に広めてくださればと思います。今日はありがとうございました!
さらに、明日(12月19日)には水嶋ヒロが剛力彩芽と共にが東京に凱旋! クリスマスならぬ“黒スマス”をテーマにイベントを開催する予定だ。
『黒執事』は2014年1月18日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/