永作博美、バブル崩壊後を生き抜く女性に…連続ドラマW「私という運命について」
「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞した白石一文の大作「私という運命について」がWOWOW連続ドラマWでドラマ化され、永作博美と江口洋介の主演が決定した…
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永作さん演じる主人公・亜紀は、1993年に、ある大企業の女性総合職第1号として働く女性。本作はバブル崩壊後の激動の時代に翻弄されながら自らの運命を切り開いていく女性と、不遇な運命をともに生きた男性たちの人生を描くヒューマンラブストーリーだ。
本作が描く亜紀の29歳から40歳までの10年間は、2001年のアメリカ同時多発テロに始まり、2004年新潟県中越地震など歴史的な事件・災害が数多く起こっている。そんなドラマチックでいて過酷な人生を歩む亜紀を演じる永作さん、そしてともにドラマを盛り上げる江口さんは、まさにその時代をリアルに生きてきた二人。そのほか共演者に池内博之、三浦貴大、太田莉菜、藤澤恵麻、塩見三省、森山良子、宮本信子ら充実のキャストが集結した。
永作さんは今回この役に抜擢されて「泣きました。人生の不思議が一杯詰まっていました。亜紀が自分に、生まれてきて良かった。と思えるような、最高の人生に作り上げたいと思っています」と意気込みを語る。
永作さん演じる亜紀の同僚で元恋人の佐藤康を演じた江口さんは「迷いながらも力強く生きていく亜紀の心情を丁寧に永作さんは演じています。そして、母親役の宮本さんもさっぱりと豪快な佐智子さんとダブルぐらい自然に演じられていて、康としては非常にやりやすいです。瀧本監督もこの作品で三本目なので、ある信頼感を持って構築していく作業を共に楽しんでいます」と撮影も好調の様子。
共演の宮本さんは「このラブストーリーはステキ! 素直になればいいのに! と思う。一寸イライラしますが…(笑)そこがドラマになるのでしょうね」と語り、監督については「スタッフに対して、またキャストに対する指示が的確で、とっても粘る。みなさん監督を信頼して動いていて、無駄がない。すごくいい現場です」コメントした。
原作者の白石さんは「死にあらがうすべを一切持ち合わせない私たちの運命。そこに見出せるかすかな希望があるとすれば、それは一体何か?」ということを追い求めた本作に、「優れたスタッフ、俳優陣を得て、作中で私が追い求めたものがいかに映像化されていくのか。いまからたのしみで仕方がありません」と期待を寄せている。
また、脚本は井上真央主演の朝ドラ「おひさま」や小泉今日子&中井貴一W主演のドラマ「最後から二番目の恋」を描いた岡田惠和、監督は『脳男』で知られる瀧本智行が務めている。
亜紀と同じ時代を生き抜いてきた、すべての人に贈る珠玉の感動作。混乱の時代を生きる現在の日本人にも響く作品となりそうだ。
連続ドラマW「私という運命について」はWOWOWにて3月23日(日)夜10:00スタート。
《text:cinemacafe.net》
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