ニコール・キッドマンに続け! 監督が語る『ソウルガールズ』ができるまで
1960年代に実在した女性ボーカルグループ“サファイアズ”を描いた実話の映画化『ソウルガールズ』。本作は、脚本家の一人トニー・ブリッグスが偶然、自身の母がかつて…
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アボリジニ初の女性ソウルグループとなった“サファイアズ”結成までの道のりと、その苦難と成功を描き、オーストラリア版『ドリームガールズ』とも呼ばれている本作から、監督のウェイン・ブレアが製作の裏側を語るコメントが到着した。
オーストラリアと言えば、『ムーラン・ルージュ』のニコール・キッドマンや、『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウなど、優れた歌唱力を有する俳優を数多く輩出していることが特徴的だろう。
ブレア監督は、「オーストラリア人はジャンルを問わず音楽が好きなので、役者たちも演技だけではなく、踊りや歌など、様々な分野のトレーニングを受けている」と語り、オーストラリア出身俳優が演技力のみならず音楽にも精通している理由を明かす。
本作では、ゲイル、シンシア、ジュリー3姉妹と従姉妹ケイの4人からなる “サファイアズ”が戦地・ベトナムを慰問し、迫力あるソウルミュージックを歌い上げるシーンが印象的だが、監督は「彼女たちを起用するにあたり、オーストラリア全土でオーディションを行った」という。
「4人の女の子たちを見つけることは難しかった」と、監督はふり返る。本作には、アボリジニであるだけでなく素晴らしい歌声を持つ個性的な人物像を求めていたため、オーディションは困難を極めたようだ。 特に、“サファイアズ”のリードボーカルとして圧倒的な歌唱力で映画自体を引っ張る若き天才、三女・ジュリーのキャスティングが最も難しかったと、監督は告白する。
そんなジュリー役を射止めたジェシカ・マーボイは、人気オーディション番組「オーストラリアンアイドル」で決勝に進んだ後、ヒットチャート1位のスターになった国民的人気歌手。オーディションも終盤にさしかかり役もほぼ決まりかけたところにジェシカが現れ、監督はジェシカに真のオーラのような、どこか本当にゾクゾクする部分を感じたという。
さらに、『裸足の1500マイル』などで知られる実力派デボラ・メイルマン(長女・ゲイル役)という著名な俳優だけでなく、オーストラリア国立演劇学院を卒業したばかりのシャリ・セベンズ(従姉妹・ケイ)といった新しい才能も起用した。
こうしたキャスティングの裏側を聞くだけでも、監督が映画の登場人物さながらに、“磨けば光る”ダイヤモンドのような新しい才能を集め、作品をより魅力的なものに仕上げようとしていたことが伝わってくる。
ダイヤモンドの原石のようにきらきら光る若き女性キャストたちが放つ、生命力がみなぎるソウルミュージックを劇場で感じてみては?
『ソウルガールズ』はヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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