不眠症にも美容にも「涙は万能」? 映画『大統領の執事の涙』で“涙活のススメ”
“心のデトックス”といわれ、最近女性たちを中心にして注目を集めている「涙活」。1月30日(木)、『プレシャス』でアカデミー賞に輝いたリー・ダニエルズ監督の最新作『大統領の執事の涙』とのコラボ試写会が…
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本作は、2013年公開作品としては初の全米興行収入3週連続第1位の快挙を遂げた大ヒット作。ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた、ひとりの黒人執事の“知られざる”人生を辿る物語を描く。
本編の上映後に行われた、この日のトークショー。登場した3人を迎えた会場もすでに本作を鑑賞済み。それぞれに泣けたシーンを語り、特に菅野さんは「号泣した」といい、「今(そのシーンを)思い出すだけでも泣きそう」というと観客たちは大きく頷いていた。
“なみだ先生”こと感涙療法士の吉田さんは、普段は学校や病院を回り“涙活”を取り入れた授業やカウンセリングを行っているそうだが、なんとこの日が初のイベント登壇。しかし、「泣くことは、笑うよりもストレス解消になると脳科学的に証明されている」「1粒涙を流すだけで、1週間分のストレスが解消される」「不眠症にも、美容にも涙活は特効薬になる」と科学的見地からの涙活の効用を紹介し、女性客の心をガッチリと鷲掴みにした。
さらに、普段学校や病院で行っているという“泣き言セラピー”もこの日は、菅野さんと来場した観客に実施。イベント前に投稿した、“泣き言”を吉田さんお手製の「涙千箱」から取り出し、ランダムに吉田さんがその“泣き言”に対してアドバイスを送っていくというものだ。
最初は、「モデルなのに、大事な撮影やイベントになると雨が降ってしまう“雨女”に悩んでいる。嵐を呼ぶ女なんです…スタッフが毎回大変そうで申し訳ない」という菅野さんの“泣き言”を読み上げた吉田さん。一見、涙活から遠いのでは…と観客が見守る中、「それは運命だからどうしようもないですね! “雨女”の運命を背負って生きていくしかないです。干ばつ地域に行ってあげて下さい」とまさかの“笑い”で切り返し、会場を沸かせた。
しかし、そこは“なみだ先生”と呼ばれる吉田さん。「撮影で雨が降ったら、『残念だ!』と思って、いっそのことスタッフの方とみんなで泣いて下さい。泣くことでチームの団結力が高まるんですよ。早稲田のラグビー部も試合前に能動的に泣いて、チームの団結力を高めているそうです」と意外な解決法を提示していた。
その後も、社会問題にもなっている介護疲れから「雑談ベタをどうにかしたい」といったものまで様々な“泣き言”にアドバイスを送り、最後には「みなさん、じゃんじゃん泣いて下さい」と語りその“涙活のススメ”に観客たちは感心しきりだった。
『大統領の執事の涙』は2月15日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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