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クエンティン・タランティーノ監督の起訴に情報サイト「Gawker」が却下要求

情報サイトの「Gawker」が、クエンティン・タランティーノ監督による起訴を取り下げるように法廷に対して主張している。タランティーノ監督が手がける新作カウボーイ映画…

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クエンティン・タランティーノ-(C) Getty Images
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情報サイトの「Gawker」が、クエンティン・タランティーノ監督による起訴を取り下げるように法廷に対して主張している。タランティーノ監督が手がける新作カウボーイ映画『The Hateful Eight』(原題)の脚本のリークに関与し、監督がその脚本を破棄する羽目に陥ってしまったため、著作権侵害で訴えられている同ウェブサイトだが、タランティーノ監督が実際には著作権について明確に記載していなかったこと理由に挙げ、この起訴は取り下げられるべきだと反撃している。

「Varitety.com」によると、「Gawker」は10日(現地時間)にロサンゼルスの連邦地方裁判所に上訴された本件を取り消すように訴えを起こしていて、本件は、「Gawker」が載せたタランティーノ監督の脚本にアクセスした一般市民も著作権を侵害したという事実につなげるだけだと主張しているという。「原告は第三者によって使用された場合の著作権について何も言及していませんでした。単にリンクをクリックしてこの脚本にアクセスしたことが法的に問題となります。原告は寄与侵害に関しては何も明記していません」。

「Gawker」はまた、この脚本のオンライン版にアクセスすることは、その作品を「再び製作すること」にはならないため公正なことだとも主張している。「我がサイトは、この脚本を最低限しか使用していません。脚本を再び製作することにはなりませんし、ほかの出版物にリンクされるだけです。我がサイトが使用したことは宣伝のためであって、発行市場はおろか、映画の製作という脚本の目的を侵害するものではありません」。

本件を受け、タランティーノ監督は新作映画の製作を中止しており、「Gawker」に対して最低でも100万ドル(約1億円)の損害賠償を求めている。タランティーノ監督はその脚本をわずか6人にだけ渡したとしていて、その中のひとりがエージェントに目を通させたことで、そこからリークされるに至ったと考えているようだ。本件の公聴会は来月14日に予定されている。

(C) BANG Media International

《シネマカフェ編集部》

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