「どーもくん」作者が震災への思い込める…チャリティ・プロジェクト「ZAPUNI」とタッグ
2011年3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震から3年経ち、10万人以上の人々がいまだ仮設住宅暮らしを強いられている今日。“震災の記憶をいつまでも忘れない”という…
最新ニュース
スクープ
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
原田美枝子、余貴美子、上地雄輔らが、東日本大震災をドラマで伝える『生きたい たすけたい』
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

“震災の記憶をいつまでも忘れない”という思いを込めて、世界的に著名な音楽と日本のアニメーションのコラボレーションによるオリジナル作品を制作しているチャリティ・プロジェクト「ZAPUNI」が、リラックマやダンボーなどのコマ撮りアニメなどを制作してる「ドワーフ」とタッグを組んだミュージックビデオが公開となった。
2013年3月11日にスタートした、東日本大震災のチャリティ・プロジェクト「ZAPUNI」の各作品は、音楽家とアニメーターのボランティアにより制作され、無償で配信を実施し、作品の関連グッズを販売し、その収益をチャリティ活動と連携して寄付をしている。
今回完成したのは、NHKキャラクター「どーもくん」の作者でアニメーション作家の合田経郎とグラミー賞候補ともなった世界の歌姫Sadeとのコラボによる「By Your Side」のミュージックビデオ。本作は、合田さんの呼びかけに賛同し、集まった有志の善意で2年以上もの制作期間をかけ完成したのだ。
この映像に登場するのは女の子とぬいぐるみのうさとくま。幸せな日々を過ごしていたが、あの地震が彼らを襲う。地震の後、うさ、くまが気づくと家の中はめちゃくちゃ、そして女の子の姿はどこにも見えない。呆然とするうさ、くま。彼らは、健気にも家を片付けながら女の子を待つのだが、そこで戻ってきたのは彼らが知っている女の子の姿ではなかった…。
合田さんは「震災が起こってしまったこと、大変な思いをされている人たちがたくさんいること、なまいきだけど『よりそいたい』と思ったこと、東北に明るい日常が戻ることを願っていること…どれも忘れたくないので、このプロジェクトに参加させてもらいました。とりわけ、いろんなことを乗り越えていかなくてはならない、子どもたちの役に立ちたい。彼らの未来が美しいものになるように願って、ひとコマひとコマ作っています」と本作に込めた思いを語った。
「ZAPUNI」は、これまでも「山本寛」×「シガー・ロス」や「うるまでるび」×「デビッド・バーン&坂本龍一」など震災で起きたことを風化させぬよう作品を発表し続けてきた。子どもたちの未来へ日本の思いが今後も映像に乗せて世界へ発信されていく。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/