【雅子BLOG】カンヌ映画祭、ラインナップが発表~
映画ファンにはもうお馴染み、5月14日~25日(現地時間)に第67回カンヌ国際映画祭が開幕されます。審査委員長のジェーン・カンピオンを筆頭に各審査員、そして毎年楽しみな公式ポスターが、出品作が続々発表されました。
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注目の出品作の数々です。オープニング作品には、グレース・ケリーの伝記映画『Grace de Monaco』( 実は個人的にはちょっと…。もちろんニコール・キッドマンには罪はないんだけど、グレースを演じるには無理があるように思う… 。そっくりショーじゃないからいいのか…、でもなあ…、といろいろ心の葛藤があります。ま、一先ず、映画を楽しみにしよう)、コンペ部門には、エゴヤン、アサイヤス、ゴダール(3D作品で!)、ケン・ローチ、クローネンバーグ、グザヴィエ・ドラン(5作品目!)、ボネロ(サンローラン!)、ダルデンヌ兄弟、アザナヴィシウス、日本からは河瀬直美と、本当にどの作品も楽しみです。このうち何本日本公開になるのか、いつ頃なのか…待ち遠しいですね。
ラインナップ、挙げておきましょうかね。以下。
<コンペティション部門>(のみですが)
オープニング作品
『Grace de Monaco』オリヴィエ・ダアン
『The Captive』アトム・エゴヤン
『Clouds of Sils Maria』オリヴィエ・アサイヤス
『Foxcatcher』ベネット・ミラー
『Adieu au Langage』ジャン=リュック・ゴダール
『The Homesman』トリー・ミー・ジョーンズ
『Jimmy’s Hall』ケン・ローチ
『Leviathan』アンドレイ・ズビャギンツェフ
『La Meraviglie』アリーチェ・ロルヴァケル
『Maps to the Stars』デヴィット・クローネンバーグ
『Mommy』グザヴィエ・ドラン
『Saint Laurent』ベルトラン・ボネロ
『The Search』ミシェル・アザナヴィシウス
『2つ目の窓』河瀬直美
『Mr.Turner』マイク・リー
『Timbuktu』アブデラマン・シサコ
『Deux jours, Une nuit』ダルデンヌ兄弟
『Wild Tales』ダミアン・シフロン
『Winter Sleep』ヌリ・ビルケ・ジェイラン
現地リポートは、いつものように矢田部さんのブログを楽しみにするとして、私はインターネットでチェックです! ワクワク!
さてさて、明日から公開する作品としては、昨年のカンヌで主演女優賞を受賞したベレニス・ベジョ主演の『ある過去の行方』(アスガー・ファルハディ監督)。ファルハディ監督が初めて国外を舞台にした長編作。そして、『レイルウェイ 運命の旅路』(ジョナサン・テプリツキー監督)、これは史実としても目を背けてはいけないことかもしれません。奥深い作品です。『チョコレートドーナツ』(トラビス・ファイン監督)と話題作が目白押し。大好評の『パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング/眠りの森の美女』は本日18日より。チャイコ三大バレエのひとつである『眠りの森の美女』、舞台を観るように映画を観る、という贅沢な感覚はまだまだ続きます。若手ソリストのフレッシュな踊りが可憐な美しさを放ちます。それから、先週から始まっている『ジャック・タチ映画祭』もやっぱり観るべきですよね。何と言ってもデジタルリマスター版ですもの、スクリーンで観ましょう。さあ、それぞれの選択で、どうぞお楽しみください!
《text:Masako》
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