【特別映像】“胸キュン3大要素”から見る映画…ギャップ男子・非日常・期限付きの恋
長編デビュー作『サンキュー・スモーキング』以降、『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』と立て続けにアカデミー賞「作品賞」「監督賞」にノミネートされ、
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9月初旬のまだ暑さが厳しい頃、脱獄犯・フランク(ジョシュ・ブローリン)と心に傷を負ったシングルマザーのアデル(ケイト・ウィンスレット)が出会い、次第にお互いの傷を癒し、心を通わせていく様を、13歳の少年の視線を通して描き出す本作。いち早く観賞した女性たちは、胸キュンポイントが満載すぎると、すっかり本作に心を“とらわれて”いることが分かった。
『きみに読む物語』『マディソン郡の橋』に次ぐ、“許されない愛”を激しく静かに描いた本作で描かれるのは、一見、自分の人生には訪れることはないであろうと思われるラブストーリーだが、観賞した一般女性の約9割が「良かった!」と回答。しかも、未婚・既婚を問わず、多くの女性が本作観賞後に「恋したくなった!」と答えているという。彼女たちの声を集めてみると、どうやら、それには次の3つ理由があるようだ。
<“期間限定の恋”にとらわれて>
まず1つ目は、“期間限定の恋”。もともと“限定”という言葉には弱いところもある女性には、共感性が高いポイントだ。出会いは唐突で意外な形であっても、心惹かれ合っていく脱獄犯のフランクとシングルマザーのアデルがが人生を変える決断を下すまで、許された期間は “5日間”。観てる者さえ、2人の時間が永遠に続けばいいのに…と思うのもつかの間、警察の追っ手がジワジワと迫るそのタイムリミット感は“期間限定の恋”をより一層ドキドキとさせている。
<“非日常”の許されない愛にとらわれて>
2つ目のポイントは、“非日常”の許されない愛だ。当然ながら、脱獄犯と恋に落ちることなど許されない。家に入れ警察に通報しなければ、「脱獄犯をかくまっている」ということで罪にもなりかねない中なのに、アデルは徐々にフランクに惹かれていってしまう。これはまさに、犯罪における被害者が、犯人とある期間、時間や場所を共有することで、過度の同情、さらには好意などの特別な依存感情を抱いてしまうという“ストックホルム症候群”の状態だ。
あるいは、心を閉ざし、外出もままならなかったアデルの普段の生活ではあり得ない、非日常の許されない愛のドキドキ体験は、吊り橋を渡るときの“ドキドキ”を好きの“ドキドキ”と勘違いしてしまうという「吊り橋効果」にも似たものなのかもしれない。
<“ギャップ男子”にとらわれて>
そして最後は、ジョシュ・ブローリン扮する中年フランクの“ギャップ男子”ぶりだ。ヒゲを蓄えた強面で、屈強な体つきをした脱獄犯フランクは、第一印象からして緊張感が走る。だが、映画を観終わってからの一般女性の意見はこうだ。
「優しくて思いやりがある。愛に誠実」「ひとりの女性を想い、紳士的」「誠実な脱獄犯には実は辛い出来事があった」「寡黙で何でも出来る」「家事も料理も、電球の取り替えも男の力仕事も何でもできる。優しさと器用さ」「父親の理想像的な強さ」「子どもにも優しい」「ハンサムで時々色っぽい」など、とても罪を犯して脱獄した犯人とは思えない、胸キュンな男子像。女性というものは、まさにこの“ギャップ” に弱いのだ。
こうした3つのポイントを理由に、9割の女性からお墨付きをもらい、そして「フランクみたいな人がいい」「守られたいと思った」「結婚しているけどドキドキしたい」「こんな恋がしてみたい」「優しさにふれて2人の顔つきが変わっていくのを感じた」「愛されることの優しさに包まれたくなった」など、「恋したくなった!」という声がたくさん集まった本作。
今回シネマカフェでは、女性たちの心を“とらえた”フランクの姿を垣間見ることができる映像を入手。脱獄犯から、徐々にひとりの男性へと顔つきが優しく変わっていく様子や、そんなフランクにアデルやその息子も心を許し、惹かれていく様子などを、この映像から堪能してみて。
『とらわれて夏』は5月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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