【特別映像】カレン.0が歌う、切ない想い…キュートなアニメーションで描かれた『her』の世界
第86回アカデミー賞で脚本賞受賞し、5部門にノミネートされるなど数々の映画賞を席巻してきたスパイク・ジョーンズ監督4年ぶりの長編最新作『her/世界でひとつの彼女』…
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本作の主題歌であるカレン.O「The Moon Song(ザ・ムーン・ソング) 」に乗せて、主人公がAI(人工知能)と恋に落ちるという、これまでにない恋愛を描いた本作をイメージした切なく愛おしいアニメーション映像がシネマカフェに到着した。
物語の舞台は、そう遠くない未来のロサンゼルス。誰もが自分の端末に話しかけて、メールをチェックしたり、会話をしたり。そんな姿がごく当たり前になっていたある日、手紙の代筆の仕事を終えたセオドア(ホアキン・フェニックス)が、最新型のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえてくる。
彼女の名前は“サマンサ”(声:スカーレット・ヨハンソン)。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、夜寝る前に会話をしたり、デートをしたり、旅行をしたり…と、一緒に過ごす時間は、お互いにとっていままでにないくらい新鮮で刺激的。ありえないはずの恋だったが、親友・エイミー(エイミー・アダムス)の後押しもあり、セオドアは“恋人”としてサマンサと真剣に向き合うことを決意する――。
本作の主題歌は、2009年のジョーンズ監督作『かいじゅうたちのいるところ』でもオリジナル曲を提供したカレン・Oが書き下ろし、アカデミー賞「歌曲賞」にノミネートされた「The Moon Song(ザ・ムーンソング)」。劇中では、ホアキン・フェニックス演じる主人公・セオドアとスカーレット・ヨハンソン演じる声だけのヒロイン・サマンサが即興的に作った思い出の曲として登場する。
今回届いた映像は、そんなカレン.Oの歌声に乗せて、アニメーションが展開する。月の上にひとりの女の子が横たわってるところから始まる。その女の子は声だけのヒロイン・サマンサ。だけどその様子はなんだか物憂げ。月が反転していくとそこには、口ひげの男・セオドアの姿が。サマンサは自分とは反対側にいるセオドアを恋しく見つめる。するとセオドアはその目線に気づき、サマンサの方に振り向く…というもの。
この映像を手がけたのは、“タムくん”の愛称で知られる、バンコク在住の漫画家でアニメーション作家のウィスット・ポンニミット。タムくんは本作に対し「どんな映画 観てどういう気持ちになった それは言いたくない ただなんの情報も知らない、心空っぽで そんな状態で この『her』を観に行ってほしい それがこのいい映画に ちょうどいい」とコメントを寄せている。
「The Moon Song」の歌詞のように、遥か遠く宇宙の果てでもこうして2人でいられる幸せな気持ちを表現した、タムくん作品らしいアニメーションに仕上がった今回のアニメーション映像。切なくて胸がキュッとするカレン・Oの優しい歌声と心温まるタムくんのアニメーションに癒されてみて。
『her/世界でひとつの彼女』は6月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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