“クライミング界の若き天才”が緊急来日! 無謀過ぎる挑戦に平山ユージ「頭がおかしい(笑)」
2008年のW杯チャンピオンで“クライミング界の若き天才”と称えられる、世界のトップクライマーのデビッド・ラマが、8月末より公開される自身のドキュメンタリー映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』を携えて来日。
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本作の舞台は、有名アウトドア・ブランドもその名を冠した南米“パタゴニア”に聳える、標高3,128mの難攻不落の山、セロ・トーレ。この南東稜に位置する花崗岩からなる尖塔を、フリークライミングで登頂した者は未だかつて誰も存在しないという。
その最高難易度の過酷なルートに挑んだのがデビッドと、そのパートナーのペーター・オルトナー。本作では、セロトーレに挑むデビッドの姿を3年間にわたって追ったドキュメンタリー作品だ。
この日、「とにかく日本に来る事が出来て、嬉しいです」と挨拶したデビッド。さらに、「強いだけではない、美しいクライミングが魅力的」と平山さんを紹介。一方の平山さんも、デビッドの出会った当初をふり返り「ワルガキですね(笑)。動物のようなしなやかなクライミングが印象的でした」と称えた。
クライミング界と一口に言われても、なかなかその詳細を知る機会は少ないが、平山さんの言葉を借りて分かり易く言えば、今回のセロトーレのフリークライミング(※命綱一本で山を登るクライミング方法)で挑戦すること自体、「本当に頭がおかしい(笑)」ことだそう。
この無謀なチャレンジに誰しもが疑問を抱くはずだ、「何故」と。デビッドはこう語る。「不可能と言われたのでチャレンジしました。誰もやったことないという事はたくさんの問題があるともいます。当時は、セロトーレは“登頂不可能な山”と呼ばれていましたが、自分には出来ると思っていました」。
現在24歳のデビッド。勢いに任せた若気の至りか…と思ってしまいそうだが、そういうワケではない。単純に「出来る」と信じている、ただそれだけなのだ。
最後にデビッドは、「自分が何かをしようと思ったときに最初に抱いたビジョンをぶれずに持ち続け、それをやり通すということをこの映画を観てもらえれば感じとってもらえると思います。今回のチャレンジも沢山の障害をクリアして成功させることが出来ました。でも、これは普段の生活でも同じだと思います。何かを難しいと思わずにチャレンジしていって成功することが成長にも繋がりますし、最初のビジョンをぶれずにやることが大事だと思いますし、それはとても価値があることだと思います」と、クライミングと人生を重ね合わせメッセージを送っていた。
『クライマー パタゴニアの彼方へ』は8月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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