【高杉さと美 BLOG】『記憶探偵と鍵のかかった少女』
例えば誰かと記憶を共有しようとする時、話が食い違うことがあります。 果たしてどちらが正しいのか、どちらも正しくないのか。人の記憶は曖昧なものです。
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
ある説によれば、わたしたちが日々見ているのは、現実のたった200万分の1%でしかないとか。 膨大な情報の中から、自分が見たい、ほんの一部の情報を選んで記憶しているといえます。 しかもそのわずかな情報は、記憶された後、時間と共に多少なりとも姿を変えるのです。 さくらの花びらや空の青さなどが、実際よりも鮮やかな色として記憶されるのも一つの例ですが こうであってほしいというイメージが記憶に影響を与えるのだそうです。
不確かで頼りないと同時に、なくてはならない記憶。 過去のことを思い出すのはもちろん、今を生きるため、更には未来を描くときにも わたしが “わたしらしく考える” ためには、必要不可欠です。
そのままでは、=真実、とは言い難い記憶ですが もしも個人の記憶の中に第三者が入り込み、その記憶を客観的に見られたら、そこから真実を見つけ出すことができるでしょうか? 他人の記憶に潜入する能力を持つ「記憶探偵」がいたとしたら…
映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』は、記憶が仕掛けるミステリー。 嘘と真実、両方の側面を併せ持つ記憶の謎を楽しめる1本です。
ファムファタール的雰囲気を醸し出すアナが素敵! わたしの記憶に刻まれたアナ。(添付画像2枚目)
9月27日公開です(*^^*)
《text:Satomi Takasugi》
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