インドの山田孝之!? スピルバーグが“絶対味覚”の天才料理人に抜擢した新鋭に注目
主演ヘレン・ミレン&製作スティーヴン・スピルバーグで贈る、この秋イチバンの“美味しい映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』…
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南仏の老舗フレンチ・レストランと新興インド料理店のコミカルな攻防を背景に、食を通した人々の心の交流を描いた本作では、ヘレン演じるマダム・マロリーとライバル関係になるインド料理店の青年シェフを演じているマニッシュ・ダヤルが、日本を代表する実力派俳優・山田孝之に“そっくり!”と早くも話題を呼んでいる。
舞台は、南フランスのとある町。マダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が経営するミシュラン1つ星フレンチ・レストランの真向いに、パパ(オム・ブリ)が経営するインド・レストラン「メゾン・ムンバイ」が開業した。究極の味と穏やかな雰囲気を重んじるフレンチに対し、賑やかな音楽とともに香ばしいスパイスたっぷりの料理を提供するインド・レストラン。道を隔てた相容れない2つのレストランの間で、食をめぐる“戦い”と、文化と心の交流が繰り広げられ…。
製作をスティーヴン・スピルバーグとオプラ・ウィンフリーが務め、『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督がメガホンをとった本作。ダヤルが演じる青年シェフ、ハッサンは、母親譲りの“絶対味覚”のセンスで、頑固者として知られたマダムの心をも溶かし、その才能を認められてシェフとして成長していくという役どころだ。
序盤は純朴でさわやかなハッサンも、物語が進み、自身の才能が磨かれていくに連れ、次第に洗練されたシェフになっていくのだが、その後半部のハッサンが、強い意志を感じる目力とちょっぴり濃いめのヒゲというビジュアルで、日本でも映画やドラマにひっぱりだこの山田さんに“激似”なのだという。もちろん彼を演じたダヤルも、シェフの修業過程で悩み、戸惑う心理を細やかに見事に表現しており、演技力は抜群だ。
実は、ダヤルをハッサン役に強く推薦したのは、スピルバーグ。映画『魔法使いの弟子』や、人気テレビシリーズ「新ビバリーヒルズ青春白書3」「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」「グッドワイフ」といった作品にゲスト出演していながらも、ほとんど無名といえるダヤルを、オーディションの映像を見てとても気に入り、「美しく冷静で、安定した存在感がある」と絶賛したという。
ヒューマンドラマにも定評あるハリウッドの大物に見初められ、オスカー女優とインドの名優との間で才能を開花させていくシェフを好演した“インドの山田孝之”に、ぜひ注目してみて。
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』は11月1日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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