赤ちゃんも名演!? 新垣結衣&大泉洋『トワイライト ささらさや』の舞台裏とは?
新垣結衣が初のママ役となり、大泉洋と夫婦役を演じることでも話題の『トワイライト ささらさや』が、まもなく11月8日(土)より全国公開となる…
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本作は、ベストセラー小説「ささら さや」(加納朋子著/幻冬舎文庫)を『神様のカルテ』シリーズ、『くじけないで』などの感動作で知られる、深川栄作監督のもとで実写映画化。突然の事故で幽霊となってしまった夫・ユウタロウ(大泉洋)が、妻・サヤ(新垣結衣)と生まれたばかりの息子をさまざまな人の“体を借りて”助ける、というファンタジックでユーモラスな物語。
一般的に、赤ちゃんと動物の撮影はメチャクチャ大変というのが、映画界の常識。ところが、本作の赤ちゃんたちは、泣きやんでほしいタイミングで泣きやみ、笑ってほしいときに最高の笑顔を見せてくれる、という天才俳優たち揃いだったらしい。緊張感あふれるシーンだけは、スタッフ・キャストの雰囲気が伝わるのか、泣き出してしまうこともあったそうだが、“赤ちゃん待ち”でスケジュールが遅れるようなことは一度もなかったという。
ただ、そんな“天才赤ちゃん”でも、さすがにみんなの演技に合わせて笑ったり、じっとしているのはなかなか難しいこと。実は赤ちゃんが登場するシーンには、常に“赤ちゃんあやし組”なるスタッフが待機。キャストたちが演技をしているその反対側で、5~6人の大の大人が玩具を持って、赤ちゃんの気を引くという、陰ながらのサポートをして撮影を支えていたのだ。
だが、緊迫したシーンの最中でも、その反対側ではスタッフが「うりゃりゃりゃりゃりゃ~」とやるものだから、「それに惑わされないで集中するまでに、すごく大変だなぁなんて感じます」と新垣さん。また、大泉さんも「あれは笑っちゃいます。こちらは演技に集中するのが難しかった…(笑)」と苦笑い。
本作が初めての母親となった新垣さんだが、親戚の赤ちゃんに普段から接していたそうので、赤ちゃんを抱くことも手慣れたもの。さらに新垣さんは、4か月くらいの乳児がいる女性の胸の重さに合わせて作られた、特殊な型を付けて演じていたそうで、自身の経験とそうした役作りから、母親としての自然な立ち振る舞いが生まれていったという。
「この子は絶対に私が守る!」「2人を残しては逝けない!」という新垣さん、大泉さんがそれぞれ演じる夫婦の愛の物語は、温かな思いやりにあふれた現場で、たくさんのキャストとスタッフの愛を受けながら紡ぎ出されてきたようだ。
『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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