ももクロ、主演作『幕が上がる』で“女優”への変貌に自信!「全てをかけて戦いたい」
「ももいろクローバーZ」主演の映画『幕が上がる』の撮影中の9月下旬、報道陣向けの取材会が開かれ、本広克行監督とメンバーの百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れにが報道陣の取材に応じた。
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戯曲家・平田オリザの同名小説を原作に高校の弱小演劇部が全国大会を目指して奮闘していく姿を描いた青春映画で、この日は静岡県内の文化センターで、演劇の地区大会の模様が撮影された。
演劇部部長で作・演出を担当するさおり役の百田さんは「いま、日本で映画監督といえば宮崎駿監督か本広監督! 監督界の大スターとお仕事させていただき光栄です!」と思い切り監督を持ち上げる。さおりは演出に専念するため、舞台に女優として上がることはないが、この日の撮影中も百田さんは客席から壇上のメンバーたちを真剣なまなざしで見つめていた。
玉井さんは看板女優のユッコを演じるが、百田さんとは裏腹に監督について「初めて会ったのが(ももクロの)ライヴで、“モノノフ(※ももクロのファン)”としての姿しか見たことがないので、この人、本当に日本映画を引っ張る人なの? と思った(笑)」と疑念を表明する。
演劇部のムードメーカーの“がるる”を演じる高城さんは、本作での女優挑戦に「私たちの未来がかかってる! 全てをかけて戦いたい」と力強く宣言。強豪校からの転校生の中西を演じる有安さんも「私たちはアイドルですが、今回はアイドルのイメージではなく、女優として一人一人を見てほしいです」と本格女優への脱皮に自信あり!?
最年少18歳の佐々木さんは、役柄でも他のメンバーの後輩である2年生の明美を演じるが「学園もので、みなさんはコスプレですが、私は現役!」と本物の若さをアピールし笑いを誘っていた。
本広監督は本作を「完全なるアイドル映画」と位置付け、薬師丸ひろ子や原田知世らの名を挙げ「最近のアイドル映画は手を抜いてる。80年代の骨太な映画を狙いたい」と語る。原作者の平田さんの下でのワークショップを経て、撮影に入ったが、女優としての5人について「冷静に見て素材として優れているし一生懸命」と現場での姿勢を含めて称賛。役柄とそれぞれのキャラクターについても「たまたまではあるけど合ってる。奇跡の本です。何もかもがいい方向に進んでます」と手応え充分の様子だった。
『幕が上がる』は2015年2月28日(土)より公開。なお2015年5月には「ももクロ」主演、本広監督の演出による舞台版「幕が上がる」の上演も行われる予定。
《シネマカフェ編集部》
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