【予告編】イーストウッド最高傑作!戦争と日常の葛藤を描く『アメリカン・スナイパー』
本年度アカデミー賞「作品賞」「主演男優賞」など6部門にノミネートされ、クリント・イーストウッド監督史上最大ヒットを記録している最新作…
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9.11以降のイラク戦争、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)の任務は「どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。狙撃の精度の高さで任務をこなし、“レジェンド”の異名を轟かせる彼は、敵からは“悪魔”と恐れられていた。過酷で終わりのない戦争は、幾度となくクリスを戦地へと向かわせ、彼の心を次第に蝕んでいく…。
解禁された予告映像では、ブラッドリー・クーパー演じる実在したスナイパーの葛藤や、幼い子どもにさえ銃口を向けなければならない戦争の現実と狂気を、砂嵐が舞う激戦地の緊張とともに訴えていく。
また、シエナ・ミラー演じる愛する妻と涙を目に浮かばせ電話で話す場面でも描かれているように、ブラッドリーはカイルの苦悩を迫真の演技で演じ切り、エモーショナルなドラマを作り上げている。
イーストウッド監督は、アカデミー賞受賞作の『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』、さらに『グラン・トリノ』の興行記録を更新し、84歳にして監督作史上最大のヒット作となった本作について、「これまでに戦争を扱った映画を作ったが、このストーリーはクリスの功績と、人生の個人的な側面が、どう交わるかを描いている」とコメント。
「戦争がひとりの人物に与えるダメージが明らかになるが、家族全体に与えるプレッシャーも描かれている。私はこのストーリーを語ることが、特に意味深いものだと思ったんだよ」と、ほかの戦争映画とは一線を画す本作への想いを語る。米国で多くの女性客の共感を集めているのは、こうした夫婦と家族の葛藤も描かれているからにほかならない。
実在したスナイパー、クリスの同僚と厳しい訓練をこなし、役作りに励んだ主演であり、プロデューサーでもあるブラッドリーも、「これは従軍経験者のほどんどが乗り越えなければならない状況を描いた普遍的なストーリーなんだ。彼らは刻々と変化する緊迫した戦場にいたのに、帰国すると突然“普通の日常”に引き戻される。僕はそこにとても心を動かされた。僕はこれが戦争映画というよりは、人物を検証している映画である点が気に入っている」と語る。
第87回アカデミー賞での6部門ノミネートに加え、米一般市民に行ったネット調査では、アカデミー賞「作品賞」受賞に最も相応しいと、候補作の中でもダントツの支持を集めた本作。日本での公開が待ち遠しい。
『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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