【予告編】美しき俊英グザヴィエ・ドラン監督が同世代に投げかける…『Mommy』
昨年、カンヌ国際映画祭において、83才の巨匠ジャン=リュック・ゴダールと「審査員特別賞」をW受賞し、審査員長のジェーン・カンピオン監督からも…
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ここではない、とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣は公共医療政策の改正を目ざすS18法案を可決する。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案。発達障がい児の親が、経済的困窮や身体的、精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに子の養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障するという、かつてないスキャンダラスな法律だった。15才の息子と暮らすシングルマザー、ダイアン・デュプレ(アンヌ・ドルヴァル)の運命は、この法律により、大きく左右されることになる――。
『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』で世界の映画シーンに鮮烈なデビューを飾り、『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』とデビュー以来、全作品がカンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭へ出品され、一躍、時代の寵児となった映画界の美しき俊英グザヴィエ・ドラン。
その最新作となる本作は、フランスでデヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』を抜いてランキング1位を獲得する大ヒットスタートを切り、最終的には動員数100万人を突破。ドランは2014年末の「話題の人物TOP5」にも選ばれ、2月20日には、“フランスのアカデミー賞”といわれるセザール賞で「最優秀外国映画賞」を受賞したばかり。
カンヌでの受賞の際、ドランは「僕と同世代のみんなへ。誰もが自由に表現する権利があるにも関わらず、それを邪魔する人たちもいる。でも、決して諦めないで下さい。世界は変わるのです。僕がここに立てたのだから」とスピーチ。本作と同様に、人々の心を強く揺さぶった。
世界中のメディアだけでなく、稲垣吾郎、斎藤工ら業界著名人も、アンテナ鋭い映画女子たちも一目置く、“ホットでエキサイティングな新世代”の最新作を、まずはこちらからご覧あれ。
『Mommy/マミー』は4月25日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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