「サルヴァトーレ・フェラガモ ミュージアム」、宮殿の歴史をふり返る展覧会開催中
フィレンツェのアルノ川のほとりに建つスピーニ・フェローニ宮殿にある「サルヴァトーレ・フェラガモ ミュージアム」では、フィレンツェがイタリア王都に定められた年から150周年を迎える記念行事の一環である展覧会が開催中!
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フェラガモ本社とフィレンツェ本店、そして「サルヴァトーレ・フェラガモ ミュージアム」があるスピーニ・フェローニ宮殿は、フィレンツェ市の歴史的建造物指定を受けた観光スポットでもある。
今回の展覧会のアートディレクターを務めたマウリツィオ・バローは、本展を説得力があり、かつ刺激的なデザインに仕上げた。この宮殿は、元は裕福な有力銀行家、ジェリ・スピーニのために1289年に建設されたが、これまでに幾度となく修復され、現在はフェラガモ・ファミリーによってその美しい姿をよみがえらせている。たとえば、著名な現代アーティストのデ・キリコやデ・ピージスなどの作品を展示したルイージ・ベリーニ・ギャラリーであったこともあり、また1834年から1846年までの間は、「ホテル・ド・ヨーロッパ」として運営され、当時のオーストリア首相のフォン・メッテルニヒ、後の皇帝アレクサンドル2世、作家のフランツ・リストなどが宿泊していた。
本展ではその幾世期にもわたる軌跡を辿り、パリのポンピドゥーセンターやロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムといった各国の主要な博物館や個人のコレクションから借用した、貴重な文書や優れた芸術品の幅広いセレクションを展示する。
5月7日には、フェラガモ・ファミリーが各国の芸術界、文化界、ファッション界から多くの招待客を招いたオープニング・カクテル・パーティが開かれた。パーティでは、ゲストに振る舞われたワインに、19世紀初頭に流行したスポット「カフェ・デラルコ」のシグネチャーメニューだったレモンシャーベットが添えられた。
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