向井理、『天空の蜂』原作にはない主人公の成長した息子役! 誕生秘話が明らかに
長年、映像化不可能とされた東野圭吾渾身のサスペンス巨編を、堤幸彦監督が豪華キャストで映画化した『天空の蜂』。主人公・湯原を演じる江口洋介を始め、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明
映画
邦画ニュース
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
【予告編】綾野剛、姿なきテロの緊迫感! 秦基博の主題歌も披露『天空の蜂』
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

最新鋭の超巨大ヘリが1人の子どもを乗せたまま、遠隔操縦によりハイジャックされ、原子力発電所が標的になるという史上最悪の原発テロを描いた本作。原作者の東野さんも「映像に圧倒された」と語るほど、とてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が、早くも話題となっている。
中でも、ひと足先に鑑賞した東野圭吾ファンからは「原作を超える映画は存在しないと思っていたので、本当にビックリした」、「あれだけ完成された原作をもちながら、よくここまでの映画にした」など大絶賛の声が続々と届いており、最も厳しい目を持つ原作ファンをも唸らせる完成度の高さが、いっそう期待値を高めている。
本作の脚本を担当した楠野一郎は、執筆前から、この物語をいま、映画として描くうえで、日本人の100%が知っている東日本大震災を避けては通れないと考えていたという。だが、原作の時代設定は20年前の1995年、“日本人の多くが原発に対して危機意識が低い”という状況が礎となっているため、事件が起きる時代を変更してしまうと、根本的な設定そのものが覆ってしまう。そこで、最終的に辿り着いたアイディアが、事件が起きるのは1995年のままで、2011年に震災が起きた後の視点を、物語のクライマックスに取り入れる、というものだった。
一方、プロデューサーの方でも、原作者の東野さんから、本作を映画化するにあたっての2点の提案を受けていたという。それは、「震災を踏まえて描く」「プロローグなどで2011年以降の現在を描き、そこに子どもの成長した姿で登場させる」というもので、奇遇にも楠野さんが考えついたアイディアと一致。
偶然の導きなのか、両者のシンクロした“想い”から、震災直後の2011年3月の日本で、成長し、自衛隊員になった向井さん演じる高彦が人命救助に赴くという、映画ならではのオリジナルのシーンが誕生することになった。
原作者と脚本家の想いが共鳴して生まれた、原作とはまたひと味違ったクライマックスシーンに、ぜひ注目していて。
『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/