「ポルシェ」、ポール・ウォーカーの死は“自己責任”と主張
ポルシェ社がポール・ウォーカーの死は自身の不注意であったと主張している。
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2年前、友人ロジャー・ロダスと共に2005年産ポルシェ・カレラGTに乗車していた際に事故で帰らぬ人となったポールの娘メドウは2か月前、この車種自体が不当な死を引き起こした要因となったとしてポルシェ社を相手取り訴訟を起こしていたのだが、ポルシェ社側はポールが同車種に対して知識と教養のある人物であったと反論しているのだ。
ゴシップウェブサイト「TMZ.com」によると、ポルシェ社はポールが乗車していた車両は事故当時「乱用されたうえに改良され、誤用され、不適切に整備されていた」と考えているという。
一方でメドウはポルシェ社に対し、事故当時ポールの乗車していた車両には過去にも安定性の欠陥やコントロールの問題が数々挙げられていたにもかかわらず、このようなタイプの高精密車両が急に道を外れたときにも車体を保護するように特別にデザインされた電子安定維持装置をポルシェ社が設置しなかった点を指摘していた。
さらに裁判の中では当時ロジャーが時速128キロから150キロのスピードで走っていたといわれている点に関しても、実際は100キロから114キロで走行していたと論じられているとのことだ。
また、メドウは車が炎上してしまったときにポールはまだ生きていたものの、欠陥のあったシートベルトによって車内から脱出できなかったため死に至ったのだと訴えている。裁判所に提出された書類には、シートベルトがとてつもない力でポールの胴体を跳ね返したことにより肋骨や骨盤が折れ、車の中に閉じ込められる形なったと記されているという。
2013年、ポールは乗っていた友人ロジャーの運転していたカレラGTがコンクリートの支柱と2本の木に衝突した後、炎上したことによって悲劇的な死を遂げている。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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