Kiroroの「Best Friend」、『アーロと少年』エンドソングに!15年ぶりに新収録
『トイ・ストーリー』以来、数々の世界的大ヒット作を生み出してきたディズニー/ピクサーが贈る最新作『アーロと少年』。このほど、“もしも隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら?”という地球を舞台に
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本作の主人公の恐竜アーロは、最愛の父を失い、自身も川に流され大自然の中でひとりぼっちになってしまう。やがて、まだ言葉を持たない人間の少年スポットと出会い、家族の元に帰るため壮大な冒険に出る、というアドベンチャー・ファンタジー。
その日本版エンドソングに起用された、「Kiroro」の「Best Friend」といえば、2001年6月に発売され、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の主題歌として広く知られるようになった名曲。現在でも、結婚式や卒業式の定番ソングとして幅広い世代に支持されている。今回は、「Best Friend~Mother Earth Version~」として本作のために新たに録音され、15年ぶりに蘇ることになった。
ディズニーの担当者はその起用理由を、「『Best Friend』の歌詞が、まさにアーロに寄り添い、彼を優しく見守り続ける少年スポットと、力を合わせ前に進んでいく2人の絆を歌っている」と説明する。
「Kiroro」のボーカル・玉城千春は「15年前、この曲が出来たとき、私は喉を痛め歌えなくなりました。心が折れ毎日が苦しかったのを覚えています。でも綾(金城綾乃)やマネージャーが『声が出なくても、あなたらしく想いを伝えられればいい』と励ましてくれました」とふり返る。続けて「あれからもう15年。『Kiroro』は子どもを生み、育てながら、また歌い始めました。人生の壁にぶつかったとき、1人じゃないんだと感じていままで以上の力が出ます。アーロも少年スポットと出会い成長できたように、この曲もまた成長させてもらえる。この出会いに感謝しています」と語った。
また、ピアノを担当する金城綾乃は、「今回の“Mother Earth”というタイトルは、作品の中の豊かで美しい地球の自然風景からのイメージと、私たちも母となったのでこのタイトルをつけました」と由来を明かす。さらに「『アーロと少年』に寄り添い、日本中の大人や子どもたちの心に届くように想いを込めて弾きたい」と意気込みを語る。「長女とは『インサイド・ヘッド』を観に行き、語り合うことが出来て嬉しかったですし、下の男の子2人も映画から様々なことを学んでいます!」と、家族そろってディズニー/ピクサー作品に親しんでいるようだ。
そして、本作のメガホンを取ったピーター・ソーン監督も「Kiroro」の才能と楽曲を絶賛。「彼女たちのような素晴らしい才能あるアーティストと組むことができたのは本当に光栄なことだよ。この曲は“真の友情を見つけ出し大切に育む”という映画の感動的なテーマに完璧にマッチしている。弱虫な恐竜アーロと少年スポットの間に起こった物語を思い起こさせるね」と太鼓判を押す。さらに「実はこの曲を聴いたとき、僕自身もまた自分の大切な友人たちと過ごした日々の思い出がよみがえったんだ」と、すっかり楽曲に惚れ込んだ様子だ。
監督も認めた新録の「Best Friend ~Mother Earth Version~」と「Kiroro」の歌声が、本作をいっそう盛り上げてくれそうだ。
『アーロと少年』は3月12日(土)より全国にて公開。
同曲収録のベストアルバム「子供といっしょにききたいキロロのうた」は3月9日(水)より発売。
《シネマカフェ編集部》
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