大友康平、綾瀬はるかの天然ぶりに絶句!? 「わたしを離さないで」出演決定
現在TBSにて放送中のカズオ・イシグロのイギリスで100万部を超えるベストセラーとなった長編小説をドラマ化した「わたしを離さないで」。
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世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある氏名を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。物語は“コテージ編”へと移り、恭子たち3人の関係も徐々に変化をし始めていた。使命である「提供」が開始されるまでのわずかな期間の自由が許されている彼らは、自分たちがこの世に創り出された「意味」を求めようとしていた。
そして来週12日の第5話では、街で美和によく似た女性を見かけたという情報を元に、その女性がもしかしたら美和の「ルーツ」かもしれないというかすかな望みを抱いて、恭子たち3人とそしてコテージの住人たちはその女性を探しに行く。体の一部を提供するためだけに創り出された彼らは、親を持たないが、この世界のどこかに自分と同じかたちの「人間」が存在するはずなのだ…。
この回に新たに出演することが決定したのは、歌手でありながら「フリーター、家を買う。」「牙狼<GARO>」などドラマや映画にも多数出演する大友さん。本作では、これまで閉ざされた世界で生きてきて外の人との関わりの少なかった恭子と友彦が、初めて温かさに触れるという象徴的なシーンで登場する元ロカビリーシンガーの古着屋の店長役を演じるという。還暦を迎えて初めてのドラマ出演となる大友さんは「テレビドラマにて再びこの問題作を世に問いかける。ある意味すごい冒険だと思います、先行きが不透明な時代に敢えて波紋を投げかけるアプローチには勇気をいただきました」と語った。
また、この回のみの出演とはいえ、今後のストーリーにつながる重要な場面での登場となった大友さんは「元ロカビリーシンガーというキーワードを教えていただき、普通の社会に収まりきれず生きてきた、いわばアウトロー的なイメージがあります。偏見や色眼鏡で見ることをしない人なのだろうと思いました。シーンの中で“カード”を見て“彼ら”だと気づきますが、すぐに平静を取り戻し、しかも感謝の意を表すあたりは“本当の自分”ではなかなかできないことです。素敵な店長だと思います」と今回の役どころについて語った。さらに、初共演となった綾瀬さんと三浦さんについては「三浦さんとは全くの初対面でした。真面目な方なのだろうと思いました。とにかくリラックスな雰囲気が作れればいいかなと思い、軽くぼけたりしてしまいました。三浦さんにギャグを拾っていただき感謝です(笑)。綾瀬さんとは一度偶然お会いしたことがありました。まあ天然な方だったという印象があります。お母さんと俺が同学年で、俺が『昔“ホットドッグ”というバンドをやっていたんだよ』と話したら、すぐにお母さんに電話して『ねえ、ホットドッグってバンド知ってる?』には流石にびっくりしました」と2人についてのエピソードも語った。
共演したスタッフとも和気あいあいと撮影が行われたという今回。物語の重要なシーンに抜擢された大友さんがシンガーという共通点のある役柄をどう演じたのか注目したい。
「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。
《シネマカフェ編集部》
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