多くの女性たちが共感！“強い女性像”がヒットの秘訣!?『ザ・ブリザード』

最近の洋画の大ヒット作を見ると、全米年間興行収入1位を記録したこともあるジェニファー・ローレンス主演『ハンガー・ゲーム』シリーズでは、主人公の少女カットニスが独裁国家を打ち倒し、ロングランヒットとなった『マイ・インターン』では、アン・ハサウェイがファッション通販サイトの若き女性社長として奮闘。そして、ついに国内興行収入110億円を突破した『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』でも、シリーズ初となるヒロイン・レイをデイジ－・リドリーが好演し、“強い女性”たちが大活躍を見せている。

そんな中、海難史に残る最大級の真冬の嵐にも負けず、決死の救出ミッションに挑んだ男たちの実話『ザ・ブリザード』をひと足先に観賞した女性たちから、共感と熱い支持を集めているのが、主人公バーニーに逆プロポーズをした婚約者ミリアムだ。いまやヒット作には欠かせない（？）、力強い女性たちに迫った。

本作は、アメリカ沿岸警備隊（コーストガード）史上、最も偉大で最も不可能な救出ミッションとして語り継がれている驚異の救出劇を、圧倒的な迫力ある映像で描き出したドラマチック・アクション。クリス・パインが小型救助艇を操り命がけの救助に向かう主人公のバーニー・ウェバーを演じ、そして、注目の英国女優ホリデー・グレンジャーがその彼を精神的に支えた婚約者ミリアムを演じている。

なんとミリアムは、まじめすぎる恋人バーニーに自分からプロポーズ。しかも、帰れる見込みのない救出へ向かったバーニーを想い、彼の職場へ乗り込んで「彼を呼び戻して！」と上司に直談判するほどの行動力を持っている。本作の舞台が1950年代であることを考えれば、当時としてはきわめて稀な、とても自立した女性として描かれているのだ。

ミリアムを演じたグレンジャー自身も、「彼女は大きなハートを持った優しい女性であると同時に、芯のある強い女性。恋人の帰還を大人しく待っているだけではなく、確固たる決意と強さを兼ね備えた魅力的な存在なの」と役柄を紹介。さらに、「規則に逆らってでも、自分の信じることをやろうとするミリアムを尊敬せずにはいられないわ」と自身もそのキャラクターに共感していることを明かしている。

2015年は『シンデレラ』や『マイ・インターン』、『ハンガー・ゲーム FINAL』2部作から『スター・ウォーズ』まで、信じた道を迷わず進む、パワフルで自立した女性たちが支持された。本作でも、婚約者のために自ら行動を起こすミリアムの力強さに、ぜひ注目してみて。

『ザ・ブリザード』は2月27日（土）より全国にて公開。