Kiroro、代表曲「Best Friend」への思い 『アーロと少年』きっかけに15年ぶり再録
人気デュオ「Kiroro」の代表曲である「Best Friend」が、発売から15年ぶりにオーケストラ演奏のアレンジを加えた「Best Friend~Mother Earth Version~」として再録され、ディズニー/ピクサー最新作…
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第88回アカデミー賞で「長編アニメ賞」を受賞した『インサイド・ヘッド』に続く、ディズニー/ピクサーの感動アドベンチャー。隕石が衝突せずに、絶滅を免れた恐竜が言語と文明を手に入れた世界を舞台に、臆病で甘えん坊の恐竜アーロが、怖いもの知らずの人間の少年スポットと出会い、言葉を超えた友情を育んでいく。数々の名作で“ベストフレンド”の絆を描き続け、今年創設30周年を迎えるピクサーの進化を示す一作に仕上がった。
「アーロとスポットはとても正反対な性格ですよね。相手にないものを補い、支え合いながら、旅をしている。それは私たち二人にも共通していると思います」と語るのはピアノ、キーボード担当の金城さん。ボーカルの玉城さんも「スポットは最初から強いわけじゃなくて、ひとりぼっちだから強くならざるを得なかった部分もあるはず。アーロと出会い、お互いにできることをして、困難を乗り越える姿は応援したくなる」と大いにうなずく。
2001年6月に発売された「Best Friend」は当時、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の主題歌に起用され、現在でも結婚式や卒業式の定番ソングとして支持されている。デビュー後にのどを痛めた玉城さんが、自分を支えてくれる金城さんや周囲の人々への感謝をこめた楽曲だ。「もともと親友同士だった私たちですが、プロの道を歩む中で、自分だけがつらいと感じてしまい、綾(金城さん)にプレッシャーをかけてしまったことも」(玉城さん)。
そんな“ベストフレンド”の思いに、金城さんも「私も常にいい関係性でいたいという思いがあったし、この曲が生まれたおかげで、二人の絆がより強くなった」としみじみ。15年ぶりの再録に「いまの私なら、臆病なアーロに『怖いものを乗り越えた先にしか見えない景色があるよ』って言ってあげられるかもしれない」(玉城さん)、「二人でKiroroだと再確認できたし、『ちゅらさん』の頃とはまた違う楽曲になった」(金城さん)と思いも新ただ。
現在は歌手活動と並行し、ともに3児の母親として子育てに奮闘中だ。「アーロとスポットがそうであるように、私の子どもたちにもいい友だちにたくさん出会ってほしいですね」と目を細める玉城さん。金城さんは「うちは長男がアーロに似て、優しくちょっと自信がない面も。一方、弟はお兄ちゃんを呼び捨てにしちゃうほど元気で、まるでスポット(笑)。一番上のお姉ちゃんと一緒に、いろんなことを経験しながら成長してほしい」と願いをこめた。
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