ストリートスナップを50年間撮り続けた写真家ビル・カニンガム、死去
ブルーの作業着ジャケットに肩から掛けたカメラバッグ、自転車がトレードマーク。ストリートでファッションスナップを撮り続けた伝説の写真家ビル・カニンガムが6月25日(現地時間)に亡くなった。脳卒中で入院していたという。
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ビルは名門ハーバード大学を2か月で中退、兵役を経て「Chicago Tribune」紙にファッション記事の執筆を開始。1967年に初めてのカメラを手にするとニューヨークのストリートの人々を撮り始めた。ある日、ストリートで撮影した大女優グレタ・ガルボの写真が注目を集め、一躍有名に。「The New York Times」紙の写真家として、ファッション界に多大なる影響を与えてきたのだった。
そんなビルにセレブたちから次々とお悔やみの言葉が届いている。ジジ・ハディッドは「ビルが初めて私の前にカメラを持って現れたのを覚えている。「スターに出会えたって気分だったわ。彼の写真は現実世界のファッションを語ってきた。彼の魂は永遠に業界に生き続ける」とSNSに投稿。
ナオミ・キャンベルの追悼コメントによると、ビルとは30年来の知り合いだったそうだ。「美しい心を持った素晴らしいあなたを失うのは本当に辛いこと」と嘆いた。ヴェラ・ウォンはファッション界への多大なる貢献、ビルの情熱と人間味あふれる精神を称賛。
ビルは日本でも2013年にドキュメンタリー映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』が公開され、話題になった。
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