美少年が悪へと堕ちていく…場面写真が一挙解禁『シークレット・オブ・モンスター』
『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督が、「身震いする緊張感、戦慄の映画」と評し、2015年ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で監督賞と初長編作品賞を受けた映画『シークレット・オブ・モンスター』。このほど、本作で独裁者=
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1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれた米政府高官。彼には、神への深い信仰心をもつ妻と、まるで少女のように美しい息子がいた。しかし、その少年は終始何かに不満を抱え、教会への投石や部屋での籠城などを繰り返し、不可解な言動の数々に両親は頭を悩ませていた。次第に、少年の性格は恐ろしいほど歪み始め、ようやくヴェルサイユ条約の調印を終えたある夜、ついに彼の中の怪物がうめき声を上げた――。
本作は、ジャン=ポール・サルトルの短編小説「一指導者の幼年時代」から着想を得て、アメリカから来た政府高官の幼い息子が、やがて狂気のモンスター=“独裁者”へと変貌してしまうまでの謎に迫る驚愕の心理ミステリー。
キャストには、『アーティスト』『ある過去の行方』のフランスの実力派女優ベレニス・ベジョや、『ニンフォマニアック』『ハイ・ライズ』のステイシー・マーティン、『ディーン、君がいた瞬間』『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン、「ゲーム・オブ・スローンズ」の“玉葱の騎士”ダヴォス役のリアム・カニンガムと豪華キャストが集結。
そんな中、本作で映画デビューを果たしたのが、トム・スウィートだ。ルキノ・ヴィスコンティの『ベニスに死す』(’71)の美少年を彷彿とさせるだけでなく、常に不満の中にいる未来の独裁者という難役を完璧に演じて、その天才子役ぶりをアピール。
今回は、アート作品のように美しい場面写真16点とともに、5枚セットになったムビチケカード購入特典のポストカードの絵柄も一挙に解禁。カメラに向かって挑戦的な視線を送る写真や、憂鬱な表情の写真、はたまた無防備に眠り込んでいる少年らしい写真など、トム・スウィートの魅力が詰まったものばかり。ほかの登場人物たちが少年に戸惑いの表情を浮かべる姿も収められており、その怪物ぶりが気にならずにいられない場面写真となっている。
『シークレット・オブ・モンスター』は11月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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