鹿賀丈史、平幹二朗の後を受け継いでの「精霊の守り人」出演に「平さんに負けない芝居を!」
綾瀬はるか主演のNHKの大河ファンタジーで秋より最終章が放送される「精霊の守り人」のキャスト発表会見が1月15日(日)に行われ、昨年、亡くなった平幹二朗の代役として出演する鹿賀丈史らが出演した。
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最終章からの出演となるのは、聖導師役の加賀さん、綾瀬さん演じる主人公・バルサの叔母のユーカ役の花總(はなふさ)まり、バルサの育ての親・ジグロ(吉川晃司)の兄・カグロ役の渡辺いっけい、カンバル王国のヨンサ氏族の長老・ラルーグ役の武田鉄矢、カンバル王国の最長老の牧童・トト役でドラマ初出演となる声楽家の米良美一。会見には、綾瀬さん、第1シーズンから出演しているバルサの幼なじみの薬草師・タンダ役の東出昌大、そして第1シーズンでは幼い少年で、バルサに命を救われ、その後、成長し立派な皇太子となったチャグム役の板垣瑞生も出席した。
鹿賀さんは、昨年10月に亡くなった平さんの後を受け継ぐことになったが「平さんが持ってらっしゃる芝居に対する真摯な姿勢、独特の個性、迫力を少しでも受け継いで、お見せできたらと思っています」と語る。平さんの訃報を受けての突然のオファーでもあり、「最初にお話が来たときは、台本も読んでなかったんですが、引き受けた後に台本を読み、平さんがどのようにされていたのか? 勉強しています。平さんに負けない芝居をしたいと思います」と意気込みを口にした。
渡辺さん演じるカグロは、バルサに槍術や生きる術の全てを教え込んだ育ての親・ジグロの兄ということで、「カグロを通してジグロが語られていく」とのこと。また、花總さんが演じるのは、バルサにとって唯一と言える血のつながりを持った人物と言える叔母のユーカ。綾瀬さんは、この最終章について「バルサは生まれ育ったカンバルに帰ります。6歳でカンバルから逃げなくちゃならなかったわけ、壮大な過去を背負い、抱えてきた苦しみや哀しみ、深い闇を浄化していく」とバルサ自身が己の過去、運命と向き合っていく物語になると語る。その中で、ユーカは重要な役割を果たすことになりそう。花總さんは「バルサの持っているものを包み込む役。素晴らしい役を演じさせていただける」と喜びを語った。
米良さんが演じる牧童の最長老のトトは100歳を超える年齢で、自然と融合し生きており、子どものような小さな体に大人の面相を持っているという役柄。ドラマ初出演となる米良さんだが「私の持って生まれたものをそのまま生かせる“おいしい”役で、最高のチャンスをいただきました」と笑顔を見せた。
武田さんとのあるシーンでは、たった2人でのこのシーンのためだけに、スタジオ内に岩をいくつも使ったセットが組まれたという。これには武田さんも驚愕した様子。「これだけのスケールの作品は、近頃の民放では経験したことがない。壮大な神話の中に入っていくような感覚」と語っていた。
なお、この最終章では『シン・ゴジラ』などでも知られる映画監督の樋口真嗣も演出陣に加わっており、物語はもちろん、第1シーズン、第2シーズンを超える荘厳で美しい映像、激しいアクションなどに期待が寄せられる。
なお、第2シーズンとなる「精霊の守り人 悲しき破壊神」がまもなく1月21日(土)より放送となる。
「精霊の守り人 最終章」は11月放送予定(全9回)。
《シネマカフェ編集部》
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