【特別映像】國村隼、裸で生肉を食べた!? 衝撃の怪演『哭声/コクソン』
『チェイサー』『哀しき獣』の鬼才ナ・ホンジン監督のもと、韓国の実力派俳優陣とともに日本から國村隼が参加、外国人初の「第37回青龍映画賞」男優助演賞を獲得
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平和な田舎の村に、得体の知れない“よそ者”がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男について謎めいたうわさが広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。しかも、殺人を犯した村人は必ず、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日、自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気づく。ジョングが娘を救うために“よそ者”を追い詰めていくが、そのことで村はさらなる混乱に陥り…。
2016年カンヌ国際映画祭で上映されるや観客を震撼させ、韓国で観客動員数700万人に迫る大ヒットを記録した究極のサスペンス・スリラーとなる本作。韓国で最も権威ある映画賞のひとつ「第37回青龍映画賞」ではナ・ホンジンの監督賞をはじめ、平和な田舎の村に大きな変化をもたらす“よそ者”を演じた國村さんが同映画賞の歴史の中で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞を受賞するなど、本年度最多となる計5部門を受賞。また、韓国のアカデミー賞といわれる「第53回大鐘賞」でも本年度最多タイとなる5部門を獲得。その評価は、全米映画レビューサイト「RottenTomatoes」では批評家満足度で99%(1月30日時点)をマークしている。
國村さんが演じる“よそ者”とは、物語の舞台となる平和な田舎の村に現れた得体の知れない日本人。時を同じくして、村人が自身の家族を殺す凄惨な事件が次々と起こり始める。主人公の警察官ジョング(クァク・ドウォン)が、その“よそ者”について周囲の人々から聞かされる証言をもとに展開していく本映像では、“よそ者”の恐るべき生態が次々と明らかに。ジョングは自分で見聞きしたものに囚われ、振り回される中で重大な決断を迫られることになる。“何を信じるか? 誰を信じるか?”“惑わされるな”というテロップは、ジョングに向けられていると同時に、我々観る者にも突きつけられている。
國村さんは、食用の生肉を吐き気をもよおすまで実際に食し、ふんどし一丁での激しい滝行にも挑戦。半年にもおよぶ、文字通り肉体的にもハードな撮影に臨んでいるが、本映像で見せているのは、熱演のほんの一端。ナ・ホンジン監督だからこそ引き出せた、一度観たら決して忘れられない凄みある人物像は、ぜひスクリーンで確かめてみてほしい。
『哭声/コクソン』は3月11日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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