“悪魔の医師”田中麗奈、涙のクランクアップ! 「幸せな2か月間」
主演・田中麗奈演じる女医・大河内葉子の、身も凍るような“悪魔の所業”が大きな話題となっているドラマ「真昼の悪魔」。ついに、3月25日(土)今夜最終回を迎える本作が、先日一足先に無事クランクアップを迎えていたことが分かった。
最新ニュース
スクープ
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
田中麗奈が医師役に初挑戦! 遠藤周作の「真昼の悪魔」がドラマ化
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

昭和55年に発表された、作家・遠藤周作の医療ミステリーを原作とした本作は、罪悪感や良心の呵責もない裏の顔を持つ主人公・葉子が、人の命を救うはずの病院で衝動的に悪事を犯していく…というストーリー。
先日迎えたクランクアップでは、スタッフの大きな拍手に包まれ、田中さんの目からは大粒の涙が溢れていた。「とても強烈な役だったので、葉子にお別れするのは寂しいです。葉子の人生に夢中になった、幸せな2か月間でした」と思いを述べた田中さんは、「彼女が自分の人格に疑問を持って苦しんでいるという人生だった。彼女を通じてその人生を体験できることができ、自分自身の人生も深くさせてくれたような感じがします」と感慨深く語る。また、「いままでピンと張った何かが解れた瞬間だと思いました」と葉子として生きた2か月間はとても充実していたとコメントしていた。
葉子に苦しめられる葉子の患者で、小説家志望の難波役を演じた中村蒼は、「葉子と出会ってふり回されてから、性格的に波のある人間になったので、僕自身もいろいろとふり回されました」と笑い、またドラマの撮影中に自身の誕生日を迎えた中村さんは、「ドラマの現場でお祝いをして頂きました。3月4日という僕の誕生日をこういう場で祝ってもらえることがとても嬉しかったです」と撮影をふり返った。そして、葉子が感情を吐露する場所として通った教会の神父役を演じた伊武雅刀は、神父役はとても面白かったと語るも、「ただ、遠藤周作先生の当時の文体を生かしたセリフの難しさというのはありました。そして神父さんは品行方正といいますか、神の僕(しもべ)みたいな所もあるので、神聖な人格をベースにして演じるのが難しかったですが、終わってみると、とても充実感のある役でしたね」と苦労も明かしていた。
今夜放送の最終話では、大塚(大倉孝二)と結婚し、娘を産んだ葉子の3年後の姿から始まる。そして、難波は小説家として活躍し、次作を「白衣の悪魔」という題材で練り、葉子に関わった人々を訪ねていた。贖罪の日々を送る葉子からは、もはや悪魔の心は消え去ったと思われたが、彼女は自分の罪の償いとして、ある恐ろしい計画を進めていた…という展開に。
中村さんは、「見てくださっている方の、いままでのもやもやがきっとすっきりすると思います。でも、最終回だからといって穏やかには終わらない、最後もちゃんと『真昼の悪魔』らしい衝撃的なシーンもあるので、楽しんでもらえたらいいなと思います」と最終話の見どころを話し、伊武さんも、「やっぱり注目は、悪魔と言われた葉子がどうなるかですよね。葉子だって人間です。その葉子が最終回で本当に改心するのか? という所のミステリアスな部分がお楽しみですね。ちなみに僕の姿は最終回ではちょっぴり情けなくて、見て欲しくないような気もします(笑)」とアピール。
そして、いままで作品を見続けた視聴者が、最終話を見てどういう感想を持つのか興味深いと話す田中さんは、「やはり葉子は最後に痛い目にあったらいいと思う人もいると思いますし、葉子という独特な人物を自分にはない何かということで、ずっと惹かれてくださった方もいるかと思います。時が経った彼女を視聴者の方はどう思うのか私にも想像がつきませんが、自分が彼女の人生を最後まで映像に刻むことができ、そして皆さんの心に届く作品になれたのなら、本当に嬉しいという願いはあります」とコメントした。
なお、最終話終了後の「LINE LIVE」、「真昼の悪魔 生反省会」のゲストに、急遽、田中さんが出演することが決定。豪華キャストが勢揃いするこちらの最終回もお見逃しなく。
「真昼の悪魔」最終話は3月25日(土)23時40分~よりフジテレビ系にて放送。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/