ニコール・キッドマン、実生活ともリンク!? 養子を迎えた母の秘密を告白『LION』
デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華俳優陣が、『英国王のスピーチ』の製作陣と描き出した映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』。その驚愕の実話に
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迷った距離1万キロ。探した時間25年。道案内はGoogle Earth――。インドで5歳のときに迷子になったサルーは、養子に出されたオーストラリアで成長するが、あるとき幼い記憶が呼び起こされ、生家を探し始めることに。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、彼の人生のスキマを埋め、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていくが…。
届いた映像は、インドから2人の養子を迎えた母スー(ニコール・キッドマン)が、その秘密を告白するシーン。サルー(デヴ・パテル)は本当の家族を探し出そうと必死になっていたが、なかなか成果を出せず、苛立ちを隠せないまま恋人ルーシー(ルーニー・マーラ)や家族とも距離を置き始める。そんな状況の中、自暴自棄な生活をする弟マントッシュを心配するあまり、スーが体調を崩したとの知らせを受け、彼女の元を訪れるサルー。家族の心が離れ離れになっていることを心配するスーに、サルーは「ママに本当の子が居れば…」と漏らし、“過去を背負った”自分たちを養子に引き取ったことを嘆くが、スーは「子は持てたのよ」と切り出す。
困惑するサルーを前に、「でも産まずに、2人の養子をもらおうと夫婦で決めたの、あなたたち2人を家族にして生きていこうと」と涙を見せながら、息子にいままで隠していた真実を優しく語りかける。実子を持つという選択をせず、「恵まれない子たちを助けることには意義がある」と告げるスーに、驚きを隠せないサルー。しかし、スーは「私の生きる道はこれしかなかった」と愛する子どもたちを最優先する姿を見せるのだ。
実生活でも2人の養子を迎えているニコール。このサルーとの対話の場面は、演技を越えた説得力のある告白が胸を打つ感涙必至のシーン。4度目のオスカーノミネートを果たしたニコールの、深い母の愛を感じさせる1シーンとなっている。
『LION/ライオン ~25年目のただいま~』はTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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