小芝風花、ドラマ初主演! 「原爆の絵」の取り組みを題材に
先日放送スタートしたドラマ「マッサージ探偵ジョー」に出演する女優・小芝風花が、NHK広島にて放送される「ふたりのキャンバス」
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
広島市の高校の美術コースに通う里保(小芝風花)は、憧れのクラスメイト奏美(中村ゆりか)が、「原爆の絵」に取り組むと聞き、自分も参加することにする。被爆体験証言者の記憶に強く残っている場面を聞き取り、何度も打ち合わせを重ねて、1年がかりで1枚の油絵を仕上げていく。里保が担当することになったのは、雄造(近藤正臣)。原爆の落ちた日、家族を失い、燃える家を見つめていたときのことを絵にしてほしいと言う。自分の日常とはかけ離れた話をどう描いていいか分からない里保。高校生が自分の話を絵にすることができるのか半信半疑の雄造。対話を重ねるうちに、少しずつお互いを知っていく2人。里保は、奏美とも被爆体験を絵にすることの難しさを共有しながら親しくなっていく。雄造とも、奏美ともわかり合えるようになってきたと思った矢先、里保の言動が2人との関係を危うくすることに…。
本ドラマは、10年前から広島市立基町高校で行われている、高校生が被爆体験証言者の記憶にある印象的な場面を描く「原爆の絵」の取り組みを題材に、自らの想像を超える体験をした人を分かろうと努力することで、成長していく高校生の姿を瑞々しく描き出す物語。
今回、本作で主演を務めるのは、2014年公開の『魔女の宅急便』で主役・キキ役を演じた小芝さん。『ガールズ・ステップ』、「早子先生、結婚するって本当ですか?」、「下剋上受験」など話題作に出演するいま注目の若手女優だ。高校生・柳井里保役を演じる小芝さんは、「広島の基町高校で実際にこういった取り組みを行なっていると知り 、とても驚いたのと同時に、いままでこの取り組みに参加した皆さんの 気持ちや想いを、少しでも取りこぼさないように慎重に演じたいなと思いました」と話し、「原爆を経験していない高校生たちが、どう受け取り、感じ、絵を完成させるのか、そして被爆者の方と向き合うことで、周りの人との関係性がどう変わるのかなど、精一杯伝えられるよう頑張りたいと思います」と意気込みをコメントした。
また、憧れのクラスメイト・窪奏美役には、連続テレビ小説「まれ」の中村ゆりか、遠藤雄造役に「必殺」シリーズや大河ドラマ「龍馬伝」「真田丸」の近藤正臣が扮し、そのほか大浜直樹、安部洋花、興津正太郎、林英世らが出演する。
「ふたりのキャンバス」は2017年夏、NHK総合テレビ(中国地方向け)にて放送予定。
《シネマカフェ編集部》
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