広瀬すず、是枝裕和監督は「お父さんみたいな存在」 新CMで再タッグ
『ちはやふる』シリーズや『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』など主演作が続くいま大注目の若手女優・広瀬すずが
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今回のCMでは、広瀬さんが出演した映画『海街diary』の監督を務めた是枝裕和がメガホンをとり、広瀬さんとの再タッグが実現。また、撮影と照明は同作を手掛けた瀧本幹也、藤井稔恭が担当しており、『海街diary』のチームが揃った。60秒バージョンのCMでは、帰宅した広瀬さんが、故郷の友人から地元の卒業式の様子を電話で聞いている映像から始まる。鏡に映るのは、化粧をし大人びた姿の広瀬さん。友人から送られてきた卒業式の写真を見ながら電話を続ける。自身の仕事を評価する友人の言葉に、「そんなことないよ…すごくないけん全然」と方言でぽつり。「楽しそうなんか、会いたいな、みんなに」と本音が。そして夕刻、スッピンで素の自分に戻り自宅の屋上に上る広瀬さん。大きく息をついて、いまの自分と向き合う。ライトアップされた東京タワーと、飲んでいたファイブミニの瓶が重なり、東京の空で光輝く…という内容になっている。
CM「恋よりセンイ。」篇では、実生活でも今春高校を卒業し、女優業に邁進する広瀬さん自身の等身大の姿が描かれている。広瀬さんが、仕事を一生懸命がんばりながらも、地元の友達と自分とのギャップに葛藤を感じている姿が伝わる表情は必見。自宅の屋上でスッピンになり、自分と向き合う広瀬さんが、東京タワーを見ながら大きく息をつき前を向こうとする姿にも注目だ。また60秒バージョンでは、バスケットボール部だった広瀬さんのイメージを表すためにインテリアにバスケットボール部時代の広瀬さんの写真や、バスケットボールを置くなど細かい部分にもこだわりが施されている。
実際の撮影は、広瀬さんが「ホーム感がある」と話すスタッフに囲まれての現場で、信頼する是枝監督の演出のもと、リラックスした和やかな雰囲気で進んでいた。東京タワーを背景にした夕方のシーンは、東京タワーが点灯する日没のわずかなマジックアワーを狙っており、限られた時間の中での撮影となったが、広瀬さんのため息をついてからファイブミニを飲むシーンの美しさには、制作スタッフも釘付けになるほどだったという。
広瀬さんは、「役になりきるのではなく、“広瀬すず”として演じてもらいたいと監督から言われていました。それがいままでにない感覚で、自分がそのままCMにでているというのが、恥ずかしいというか、でもすごくおもしろい体験でした」と撮影をふり返り、監督については「お父さんみたいな存在。ずっといつも見守っていてくれているんだろうなぁって想像ができるような言葉をかけてくださいます」とコメント。一方監督は、「あまりCMで見ない、すずの表情をとりたいなという気持ちで作成しました。決してドキュメントではないですが、ちゃんと女優さんとしてとろうという気持ちで撮っていました。いい横顔がとれたと思います」と自信を見せ、最初に会ったときから勘のいい子だったからいい女優さんになるだろうと思っていたという監督は、「思っていた3倍ぐらいのスピードでいま階段を駆け上っていて、きっとこのままの勢いで10代を終えるんだろうなと思います。だからきっと女優としては20代が勝負になるかな」と話し、「世の中に消費されずに、蓄積し、成長していくことが本人と周りにいる大人の責任でもあるので、時々様子を見ながらこれからも一緒に仕事をしてきたいなと思います」とコメントしている。
なおCMの楽曲は、7月19日(水)に2年4か月ぶりのフルアルバムリリースを控える人気シンガーCharaが、このCMのために描き下ろした「Sympathy」を起用。CMの世界観を演出している本楽曲は、5月31日(水)より各配信サイトにて先行配信、7月にリリースされるニューアルバムにも収録される。
ファイブミニ 新CM「恋よりセンイ。」篇は5月20日(土)より全国エリアにて放映開始。
《シネマカフェ編集部》
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