フジロックを楽しんだ鬼才エドガー・ライト監督「日本で、ぜひ映画を作りたい」
カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』とも評され、全米を席巻している映画『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督来日記者会見が、7月31日(月)、都内にて行われた。…
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『ベイビー・ドライバー』は、『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!』などで名を馳せたイギリス出身の鬼才ライト監督が、本格的ハリウッド長編映画デビューを果たした記念すべき作品。天才的なドライビング・センスを買われ、組織の運転手として高額で雇われているベイビー(アンセル・エルゴート)は、子どもの頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされているが、音楽を聴くことで解消され、テクニックも覚醒する。「次の仕事で最後にする」と決めたベイビーだったが、恋人との関係を組織に嗅ぎつけられ、予想外の暴走へと繰り出すことになる。
主人公ベイビーに、『きっと、星のせいじゃない。』『ダイバージェント』のアンセルが起用されたことが話題になった。ライト監督は「カリスマ性がある役者。若いけど、スクリーンでの自信を漂わせています。自分とは、物語に一番結びつけてくれる音楽への愛を共有しています」と、その佇まいを絶賛した。さらに、主人公と自身にも共通点があると語り、「僕ととても似ているのは、音楽をいつも聴いているところ。音楽は、インスピレーションやモチベーションになってくれる」と、音楽への愛を爆発させていた。
ライト監督が敬愛するウォルター・ヒル監督に、「アクション映画のアドバイスをもらったか」という質問が記者から飛ぶと、「ヒル監督とは知り合ってから6~7年たつけど、正直、アイデアを話すのも緊張したくらいで、『アドバイスをください』と言うのさえナーバスになってしまって」と緊張の色を浮かべる。「試写やプレミアにお誘いはしたんですけど、なかなかヒル監督が足を運ばず、『もしかして観たくないのかな?』と心配をしたところ、『金を払って観たいんだ』と言ってくれて」とうれしそうに言葉を紡ぎ、「奥さんと初日に御覧になっていただけて、『最高だったよ』と言ってもらえた」と興奮気味に語っていた。
『ベイビー・ドライバー』は8月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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