久住昌之・原作の「孤独のグルメ」は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。2012年1月、深夜に“ひっそりと”放送を開始したが、松重さん演じる五郎の大胆な食べっぷりや、観る者の食欲を刺激するモノローグ(心の声)がシリーズを重ねるごとに注目を集め、2017年1月には新春スペシャル、4月には第6シリーズが放送された。

そして今回、シリーズ開始から6年、井之頭五郎がついに“大晦日”に登場。井之頭五郎は今年最後の2日間、瀬戸内地方へ出張に。四国地方から瀬戸内海を渡り、中国地方へ。年の瀬まで大忙しの五郎だが、その間にも地元飯からパワー飯まで、たくさんのグルメを堪能する。そして、大晦日の夜遅く帰京した五郎が、今年最後に食べる1品とは…?
そんな五郎の忙しくもリアルで美味しい2日間を描く今作。番組冒頭では、シリーズ開始以来初めての生中継を実施! なんと原作の久住氏が登場し、原作コミックとグルメドキュメンタリードラマ「孤独のグルメ」について語るという。大晦日の夜にいったい何が起こるのか!?
楽しく美味しい、今年最後の「最高に癒しの時間」を過ごせることになりそうだが、テレビ東京が大晦日の夜にドラマを編成するのは極めて異例のこと。松重さんは「普通は『紅白』ひねって『ガキ使』、テレ東はこの時間帯を捨てたなと思いました」と、驚きを隠せない様子。

舞台となる瀬戸内エリアには「年越し蕎麦の時間ですが、うどんの美味い処がある。井之頭五郎は下戸ですが、お酒の旨い場所がある」と楽しみを明かしてくれたが、「もし大晦日のその時間に、この番組を見てお腹が空いても、開いてる店はほぼありませんからね、悪しからず」とコメント。
また、プロデューサー・川村庄子氏は、「2年連続で年始にスペシャルを放送させていただきましたが、今回はいよいよ最強番組が揃う『大晦日の夜』放送と聞いて、スタッフ一同に一瞬緊張が走りました。とはいえ、そこはいつも通り気負わずに、ほっこり至福のおいしい時間をお届けします」と自信を込めている。
「孤独のグルメ大晦日スペシャル~瀬戸内出張編」(仮題)は12月31日(日)22時~よりテレビ東京系にて放送。