■『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ってどんな映画?
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「最高」以外の言葉が見つからない本作だが、その最大の理由は「いままで観たことがない」「けれど、これぞ紛れもなくスター・ウォーズ」と呼ぶにふさわしい作品に仕上がっているから。サービスてんこ盛りでファンを最高に満足させた前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』とは異なり、フォースやジェダイといった“聖域”にも鋭くメスを入れ、神話の新たな地平を切り開こうと挑んだスリリングな野心作なのだ。
■ルーカスの呪縛から解き放たれた“勇敢な語り部”
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「そもそも、ジョージ・ルーカス抜きで『スター・ウォーズ』映画を作る意味ってあるの?」。そんな疑問に力強く答える作品でもある。脚本も手がけたライアン・ジョンソン監督は“勇敢な語り部”として、創造主の呪縛から解き放たれ、「やはり、『スター・ウォーズ』は語り継ぐべき価値がある」と力強く宣言した。その心意気は、「自分の行いに、意義はあるのか?」と自問自答を繰り返す本作のキャラクターたちにも、色濃く反映されている。
■レイの両親は誰? 衝撃的だが、腹落ちする事実
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ネタバレ厳禁ゆえ、レビューとしては抽象的な表現に終始したが、やはり最大の注目ポイントは「レイの両親は誰?」ということ。すでに主演のデイジー・リドリーが明言しているように、誰が両親なのかはハッキリ語られている。衝撃的だが、腹落ちする事実であり、「スター・ウォーズ」新3部作の根幹にも関わる結論だった。カイロ・レンの決断も重要な転換点だし、フィンの新たな冒険はエキサイティング。新キャラが予想以上の活躍ぶりで、シリーズ最長となる上映時間152分をまったく飽きさせない。ポーグもかわいい!
■レイアとは、光あふれる希望だった
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そして、目に焼き付けなければいけないのは、レイアを演じ、本作が遺作となったキャリー・フィッシャーの勇姿だ。その存在が、「スター・ウォーズ」にとっての光あふれる希望だったことを改めて実感せずにはいられない。そんな彼女に「これからも『スター・ウォーズ』は大丈夫! だから安心して」と自信をもって言ってあげられるのも、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の大きな意義なのだ。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。