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「侍女の物語」全てを奪われても“絶対に屈しない”女性たちに注目…特別映像入手

エミー賞最多8部門を制覇し、ゴールデン・グローブ賞でも2冠を獲得したHuluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」。待望の日本上陸を前に、主演のエリザベス・モスらキャストやスタッフ陣によるインタビューが

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Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(C) 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.
Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(C) 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved. 全 8 枚
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エミー賞最多8部門を制覇し、ゴールデン・グローブ賞でも2冠を獲得したHuluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」。待望の日本上陸を前に、主演のエリザベス・モスらキャストやスタッフ陣によるインタビューが収録されたスペシャル映像が、いち早くシネマカフェに到着した。

カナダの巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説を米国HuluがTVドラマ化し、世界中で話題を呼んでいる本作。海外ドラマファンならずとも必見のシーズン1が、いよいよ2月28日(水)より配信がスタートする。

このたび届いた映像の冒頭では、愛娘のハンナと幸せそうな笑みを浮かべるジューン(エリザベス・モス)の姿が映し出される一方、男たちによって無理やり引き離される2人の姿も捉えられ、ただならぬ緊張感が漂うシーンが映し出される。

Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(C) 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.

“不妊率が爆増、深刻な少子化”を迎えた世界が舞台


捕えられたジューンは、その名を奪われ、フレッド・ウォーターフォード司令官に“侍女”として仕えることになり、“オブフレッド”(=フレッドのもの)という名を与えられる。舞台となる世界では、環境汚染によって不妊率が爆増、各国で深刻な少子化の解消が火急の課題となっていた。宗教主義国“ギレアド共和国”では、妊娠可能な健康な身体を持つ女性は家族、仕事、財産、人権を奪われ、“子どもを産むための道具=侍女”として上流階級の夫妻のもとに送り込まれることが法律で定められている…。

Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(C) 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.
この異様な世界について、「極端な思想を持つ政権が、強硬な姿勢で国を変えていく」と言及する製作総指揮ウォーレン・リトルフィールドの言葉通り、本ドラマでは、“愛娘と一緒に過ごす”という、母親にとって当たり前の幸せさえも奪われた、理不尽で恐怖に包まれた世界が広がっている。

その一方で、ウォーターフォード夫人役を務めるイヴォンヌ・ストラホフスキー(「CHUCK/チャック」)は、「誰にとっても不快なこの状況に、皆なんとか対処していくのよ」と語り、さらにプロデューサーのブルース・ミラーも「背景となる世界は暗いが、テーマは違う。希望を捨てずに戦う姿勢を描いているんだ」と語っている。



エリザベス・モス「オブフレッドは決して諦めない」


いつの日かこの生活から抜け出そうと僅かな希望を持つ者、生き別れになった愛娘にもう一度再会しようと力強く生き抜くと決める者…。そんな侍女たちの決意を物語るかのように、映像でもオブフレッドらが前を見据えて、力強くゆっくりと歩きだすシーンが収められ、彼女たちの生きざまからは、本作が“死”を恐れ現実に従う者の物語ではなく、それ以上に “絶対に屈しない”という強い意志を持って立ち向かおうとする“女性の強さ”を描いた物語であることが痛切に感じられる。

Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(C) 2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.
さらに「こういうことが起きてもおかしくない。非現実的なようで、ごく身近な世界なのかも」と断言するのは、モイラ役を務めるサミラ・ワイリー(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)だ。男性絶対優位の権力構造、正妻が侍女に抱く女の嫉妬や確執、その一方で描かれる侍女同士の絆や友情、子への無償の愛…。センセーショナルな設定や衝撃的な展開がありながら、どこか“現実味”が漂い、あり得そうな世界に感じられるのが本作の醍醐味。女性の人権が侵害されてきた過去や現在への批判、そして未来への警鐘を含み、決して絵空事ではない点が全世界で物議を醸している理由だろう。

映像の最後では、エリザベス・モスが「オブフレッドは全て奪われる。人権も、世界も、友人も――。それでも決して諦めないの」と力強く語り掛けるとともに、覚悟を決めたかのような表情を浮かべるオブフレッドの姿も映し出されていく。“侍女”オブフレッドが目指す先に希望はあるのか、物語の行方を見届けて。

「The Handmaid’s Tale」(原題)(C)2017 MGM Television Entertainment Inc. and Relentless Productions LLC. All Rights Reserved.
Huluプレミア「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン1は2月28日(水)よりHuluにて独占配信開始、以降毎週水曜日に1話ずつ追加予定(全10話)。

《シネマカフェ編集部》

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