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都内のジャズバー「No Bird」にて行われた今回のイベント。開始前には、来場者へ食事やドリンクが振舞われ、タイトル通り“食べる”ことからスタート。そして、Leolaさんが主題歌「Kissing」を披露すると、会場中がその歌声に釘付けに。
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■“食”について――「一食でも不味いものは食べたくない」
本作のテーマでもある“食”に造詣が深く、“自分らしく生きる女性”の代表として登場したRIKACOさんは、「淡々と日常を描いているんですが、どこか昭和の匂いもあって、懐かしさも感じられる映画で、自然とふと涙が出てくる映画です」と本作の感想を述べ、また「色んな年齢のキャストの方がでているので、幅広い方の心に刺さると思います」とコメント。
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本編には、キーアイテムとなる卵かけごはんをはじめ、美味しそうな料理が登場。そんな“料理”についてLeolaさんは、「どれも美味しそうで、お腹をすかせて観ると大変なことになりそうなんですが、私はおまんじゅうが美味しそうでした!」と言い、一方のRIKACOさんは、料理を食べる女性たちを観て、「女性は外で少ししか食事をとらなかったり、ダイエットが流行っていたり、たくさん食べる女性がフューチャーされない時代。 食べたいものを自分で作って食べるという、昭和の時代では当たり前だったものを忘れてはいけないなと思わされました」と語る。
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また、原作者であり、企画・脚本も担当した筒井氏は、「11歳から毎日献立のことを考えていて、“一食でも不味いものは食べたくない!”と誓っている」と食への思いを明かし、「自分が今何を食べたいかわかる人でありたいの。どういうものを食べて、どういう生き方をしたいかわかっていれば、男もついてくるものでしょう」と言うと、RIKACOさんとLeolaさんもその言葉に納得の様子。
そんな“不味いものは食べたくない”と語る筒井氏だが、美味しい食事を作るポイントについては、“愛情”が大切だと言い、「誰かにかけるだけでなく、自分のためにそそぐ愛情も必要。いまは自分のためだけに料理をするのが面倒くさいってよく聞くけれど、それじゃあ彼氏ができないと一生料理しないの? って思ってしまう」「いまからまずは自分に愛情をかけて料理をしていくのが良いと思いますよ」と考えを述べた。
■“恋愛”や“性”について――「平和じゃない恋をたくさんして」
もう一つのテーマ、“恋愛”や“性”についてもトークを繰り広げる3人。筒井氏は「恋愛は幸せだけじゃつまらない。寂しさや苦しいのって嫌だけれど、女性は嫌いじゃない、平和じゃない恋をたくさんしてほしい」と恋愛について語ると、RIKACOさんも「怖がりさんが多い。相手を色々選んでいないで、色んなものを取り込んで、だめだったら次を探すくらいでいてほしい」と話し、意気投合。
また、「100%理想の人なんていないですよね」と断言するRIKACOさんは、「守られたい、お嫁さんになりたいだけでなく、自分が相手を守ってやる、くらい女性が強いほうが新しい恋愛ができるはず」コメント。筒井氏も「男性は、面白い人でいい。あの人といると面白い、生き生きできると思える人が一番良いわね」と話すなど、恋愛トークは大いなる盛り上がりをみせていた。
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ほかにも、客席からの“大人のデートの仕方”についての質問に「シックな場所や眺めのいいところへ行かなきゃいけないのかなと思うんですが、緊張しちゃうので、心が落ち着いてフランクに話せるところ、居酒屋でも全然いいと思います」(Leolaさん)、「自分をさらけ出せるような相手がいいと思うから、素直な自分を見せる場所へ行くのがいいと思います。自分が好きな場所に彼をつれていって、共有できるかどうか見極めてみてもいいかも」(RIKACOさん)とアドバイス。トーク後には、Leolaさんのミニライブも行われ、盛りだくさんな内容のイベントとなっていた。
『食べる女』は9月21日(金)より全国にて公開。