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江波杏子さん、76歳で急逝…「ごくせん」『娼年』にも出演

10月27日、名女優・江波杏子さんが急逝したことが所属事務所より発表された。

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去る2018年10月27日、名女優・江波杏子さんが肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪のため、急逝したことが所属事務所より発表された。76歳だった。

1942年10月15日生まれ、1960年公開の『おとうと』で映画デビューを果たし、その後初主演作『女の賭場』が大ヒットとなり、『女賭博師』シリーズとして17本がつくられ大映の看板スターになった江波さん。

近年では、「女王の教室」「ごくせん」や連続テレビ小説「カーネーション」「べっぴんさん」などに出演。さらに、松坂桃李主演の映画『娼年』では、舞台版に引き続き上品な老女役で出演していた。

江波杏子/映画『娼年』の完成披露舞台挨拶江波杏子/映画『娼年』の完成披露舞台挨拶
この度の急逝に関して、所属事務所は「あまりに突然の出来事に言葉もありません」とコメント。さらに、「肺気腫は長年患っておりましたが、日常生活には差し障りなく女優業に励んでおりました。現に10月22日(月)まで、NHKのラジオドラマの収録をしておりましたし、11月以降から来年にかけて、いくつかのドラマのオファーにもお引き受けすべく、私共スタッフとミーティングも重ねておりました」と明かしている。

この訃報にネットでは、「また一人、格好良い女優さんが旅立たれた」「江波杏子さんは、この間まで再放送していた朝ドラカーネーションに出ていたからショック。好きな女優さんの一人」「また一人大好きな女優さんが逝ってしまった」「嘘でしょ… ショック…」といった悼む声が後を絶たない。

また、舞台版「娼年」で共演した女優・須藤理彩は、SNSにて共演をふり返りつつ「また成長してお会いしたかったです。ありがとうございます」と悲しみの声を寄せている。



なお、江波さんが出演したドラマは今後も放送していく予定だという。

素晴らしい演技で多くの人々を魅了してきた江波さん――心よりご冥福をお祈りいたします。

・「カラスになったおれは地上の世界を見おろした。」
11月10日(土)22時~NHKBSプレミアム

・「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車37 猫を抱いた死体」
11月16日(金)19時57分~フジテレビ

・「FMシアター 罵詈雑言忠臣蔵」(ラジオドラマ)
12月8日(土)22時~NHKFM

・「小吉の女房」
2019年1月11日(金)20時~(全8回)NHKBSプレミアム

《シネマカフェ編集部》

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