【ドラマニア】「おっさんずラブ」ほか“脱力男子”ブーム! 2018年ドラマをふり返る

2018年放送のドラマをふり返ってみると、白黒ハッキリつけるのがどうにも苦手な“脱力男子”の存在が目立っていた気がします。

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「おっさんずラブ」ドラマ版 (C)テレビ朝日
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2018年放送のドラマをふり返ってみると、白黒ハッキリつけるのがどうにも苦手な“脱力男子”の存在が目立っていた気がします。中でも注目を集めたのが、「おっさんずラブ」のはるたんこと主人公・春田。優柔不断と言ってしまえばそれまでですが(笑)、彼らには、知らぬ間に人々の心を虜にする不思議な力がありますよね。

そこで今日は、1年間のドラマ作品を総ざらいすると共に、話題の“脱力男子”――その魅力について改めて考察していきましょう。

無意識に惹きつけられる、生粋の“ピュア”男子
春田創一(田中圭)/「おっさんずラブ」


土曜ナイトドラマ「おっさんずラブ」(C)テレビ朝日
2018年最も話題を集めたこちらの作品。SNSを中心に「おっさんずラブ」が一大旋風を巻き起こしました。

物語は、決断力に欠ける性格が元で恋愛から遠ざかる主人公・春田(田中圭)が、ある日突然、未曽有のモテ期に突入することから始まります。渋メン上司(吉田鋼太郎)やキュートな後輩(林遣都)から思わぬ愛の告白を受けることになり…人生が一転していくというもの。

何に対しても基本あまりやる気のない引け腰な春田ですが、その魅力は心根の“ピュアさ”にあると言えるでしょう。直面した問題に悶絶する姿を見ていると、つい「助けてあげたい」「彼の笑顔が見たい」と世話を焼きたくなる――放っておけない愛すべき“脱力男子”。性別を問わず、彼の虜になる人が続出しました。

ドラマでは後輩・牧とのハッピーエンドに終着したとあって、「その後の展開が気になる」との声が殺到。2019年は待望の映画化が決定! さらなるはるたん旋風に注目が集まります。

主演・田中圭も歓喜だお「おっさんずラブ」 (C)テレビ朝日

脱力しているのに“スマート”抜群のバランス感
朝井正人(中村倫也)/「半分、青い。」


中村倫也「半分、青い。」 (C) NHK
彼の姿を見ない週はなかった?! ――「ホリデイラブ」「崖っぷちホテル」「ドロ刑」など、今年数多くの作品に登場した中村倫也さん。中でも“脱力男子”として世の女性たちをメロメロにした朝ドラ「半分、青い。」を忘れてはなりません。

岐阜×東京を舞台に、ヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)が七転び八起きで駆け抜ける半生を描いた本作。佐藤健さん演じる律の親友・まーくんこと正人は、ふわっとした雰囲気でつかみどころがなく、誰にでも優しい。絶えず複数の女性に言寄られているという、クール系“脱力男子”。常に会話の三歩先を読んで、リスク回避を念頭に言葉を発する“スマート”な一面も相まって…とにかくそのバランスが絶妙なんです!

中村倫也「半分、青い。」 (C) NHK
彼の言動に、世の女性たちの甘い溜息が響き渡っていました。草食な恋愛が多いと懸念される昨今を象徴するかのような、リアルなモテキャラクター。まだ見ていないという方は、是非チェックしてみては?

“敢えて”の脱力系! 心の奥底には、熱い一面も…
根元恒星(松田龍平)/「獣になれない私たち」


「獣になれない私たち」 (C) NTV
最後はこの人。つい先日最終回を迎えた話題の恋愛ドラマ「獣になれない私たち」で注目を集めた、世渡り上手な毒舌税理士・根元恒星(松田龍平)です。

“脱力男子”の代表格とも言える彼の特徴は、何とも言えない“敢えて”感。「敢えて、深入りしない」「敢えて、キツイことを言い自分から遠ざける」――本当は真面目で、面倒見の良い兄貴肌だからこそ、“敢えて”それを隠そうとしている。傷つくのが恐いから、脱力することで自分を傷つける全ての者から必死で身を守っている。とても現代らしい、人間味のあるキャラクターと言えるでしょう。「けもなれ」の愛称でこの冬を盛り上げてくれた本作。2018年ラストを締めくくるのに最適な名作ドラマでした。

以上、いかがでしたか? 来年は、一体どんなキャラクターが登場するのでしょう。いまからとても楽しみです。

《text:Yuki Watanabe》

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