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ライアン・ゴズリング演じる宇宙飛行士の心の傷とは…『ファースト・マン』本編映像

『ファースト・マン』から、宇宙飛行士の山崎直子も共感したというリアルな心理描写が描かれた本編映像が、いち早くシネマカフェに到着した。

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『ファースト・マン』(C)Universal Pictures and DreamWorks Pictures
『ファースト・マン』(C)Universal Pictures and DreamWorks Pictures 全 5 枚
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『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ『ファースト・マン』。この度、宇宙飛行士の山崎直子も共感したというリアルな心理描写が描かれた本編映像が、いち早くシネマカフェに到着した。

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『ラ・ラ・ランド』『セッション』とチャゼル監督とコンビを組んできたジャスティン・ハーウィッツが、サテライト賞に続き、ゴールデン・グローブ賞でも作曲賞を受賞した本作。

その音楽はもちろん、最新技術を駆使した圧倒的な映像体験も高い評価を集めているが、劇中ではライアン演じるニール・アームストロングが宇宙飛行士になることを決断する直前に幼い娘を病気で亡くしたことが明かされ、その大きな心の傷、そして苦悩や葛藤を抱えながら宇宙飛行士を目指し、人類の夢を背負ったミッションに挑んでいく人間ドラマの部分も、繊細な心理描写とともに丁寧に描かれる。

『ファースト・マン』(C)Universal Pictures and DreamWorks Pictures
今回到着した本編映像に映し出されるのは、ニールが宇宙飛行士の選抜試験で面接をするワンシーン。4名以上もの面接官が見守る前で、自身の持論を淡々と披露し、一同を唸らせるニール。何も言うことなしといった完璧な受け答えに、キアラン・ハインズ演じる宇宙センターの初代責任者ボブが一同に「ほかに質問は?」と確認すると、ひとりの面接官が「娘さんのことは気の毒だ」と声をかける。

するとニールは黙ったまま面接官を見つめ、「質問は何ですか?」とひと言。改めて面接官が「そのことが影響を与えると思うか?」と聞きなおすと、「影響を与えないと思うのは難しいでしょう」とまるで当たり前のように回答している。


宇宙飛行士になる素質として、申し分ない見解や考え方を持つ一方で、トラウマとなっている愛娘の死についても言葉を濁すわけでもなく、正直に答えるニールの姿からは、ひとりの父親としての人間味を感じることができ、この男がどのようにして月面着陸という最も偉大かつ過酷なミッションを遂行するのか、その行動や葛藤の行方に注目が高まるシーンとなっている。

■宇宙飛行士・山崎直子が最も印象に残ったシーン


チャゼル監督は本作について「月面着陸についての話はたくさんあるけど、それを成し遂げるまでの間に何を感じていたのか、そして月面に立った初めての人間になるのはどんな気持ちだったのかを知りたかった。何より重要なのは、これは宇宙旅行を経験しながらも良き父親、良き夫であろうと努力した1人の男の感動的な物語という点なんだ」と語り、ニール・アームストロングという男、そしてその人生にフォーカスをあてて描いたことを明かしている。

『ファースト・マン』(C)Universal Pictures and DreamWorks Pictures
また、実際に宇宙を体験した宇宙飛行士の山崎さんは、本作を「上映時間の2時間21分の映像すべてがリアリティたっぷりだった」と大絶賛! 中でも最も印象に残った場面として挙げたのが今回の映像のシーンで、山崎さんはニールの返答について「宇宙飛行士として任務に集中すると同時に、人間として、父親として“嘘をつきたくない”と思う心情が、わたしも一人の宇宙飛行士、そして一人の親としてとても共感できました。その受け答えを汲み取ったうえで、ニールを信頼して、一緒に訓練をしていくことを選ぶ。そのようなチームワークや信頼関係を描くことで、ニールの心の部分をしっかり引き出しているのだなと感じました」とコメント。宇宙飛行士である以前に、父親であり、夫である“人間”ニールの心情を描いた点に賛辞を贈っている。

『ファースト・マン』は2月8日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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