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小栗旬×星野源、映画初共演!昭和最大の未解決事件描く『罪の声』2020年公開

小栗旬と星野源が、現在18万部を超えるベストセラー小説の実写化『罪の声』で映画初共演を果たすことになった。

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『罪の声』 (C)2020「罪の声」製作委員会
『罪の声』 (C)2020「罪の声」製作委員会 全 6 枚
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小栗旬と星野源が、現在18万部を超えるベストセラー小説の実写化『罪の声』で映画初共演を果たすことになった。

原作は、2016年「週刊文春」ミステリーベスト10で国内部門第1位を獲得し、第7回山田風太郎賞を受賞するなど高い評価を得た塩田武士の同名小説。フィクションでありながら、警察庁広域重要指定114号に指定され別名「グリコ・森永事件」や「かい人21面相事件」とも呼ばれた昭和最大の未解決事件をモチーフに、作者・塩田氏の綿密な取材と着想が織り混ぜられ、事件の真相と犯人像が“本当にそうだったのではないか”と思わせるほどリアリティに溢れた物語が紡がれている。

『罪の声』原作書影 (C)2020「罪の声」製作委員会
主人公の新聞記者・阿久津英士を演じるのは、これまでも数多くの話題作に出演し、近年では『銀魂』シリーズでのコミカルな演技から『追憶』『君の膵臓をたべたい』での繊細な演技まで幅広く披露する小栗旬

今年は蜷川実花監督最新作『人間失格』で太宰冶を演じ、来年2020年には『ゴジラVSコング/GODZILLA VS. KONG』(原題、邦題未定)でハリウッド映画進出も決定している小栗さんが、30年以上前に起き、すでに時効となっている昭和最大の未解決事件の真相を追う新聞記者を、その圧倒的な存在感で演じる。

『罪の声』 (C)2020「罪の声」製作委員会
もう一人の主人公・曽根俊也を演じるのは、映画初主演の『箱入り息子の恋』、園子温監督『地獄でなぜ悪い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、俳優・音楽家・文筆家として多彩な活躍を見せる星野源

父から受け継いだテーラーを営み、平凡な毎日を過ごす中で、偶然にも幼少時の自分が知らないうちにこの昭和最大の未解決事件に関わっていたことを知ってしまう男を繊細に演じきる。

『罪の声』 (C)2020「罪の声」製作委員会
監督は、『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『ハナミズキ』『映画 ビリギャル』など幅広いジャンルを手掛ける土井裕泰。脚本は、星野さん主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」をはじめ「重版出来!」「アンナチュラル」「空飛ぶ広報室」、『図書館戦争』シリーズなどで知られる野木亜紀子が担当する。

小栗旬「星野源という素晴らしいアーティストと共に」


「原作を読み終えたあと、開けてはいけないと言われている扉をあけてしまったような興奮と不安を持ったことを覚えています」と小栗さん。

「素晴らしいスタッフ、キャスト、そして独特の存在感を持ち、物腰が柔らかく、私自身、時折ただのファン目線で一緒に撮影していることを喜んでしまう、星野源という素晴らしいアーティストと共に作れること。そして、阿久津という人間を通して、数々の声と向き合い、寄り添い、反発しながら、真実の声を聞き逃さないように真相にたどり着けたら」と星野さんとの共演についても語り、「時代が変わろうとしている今、それでも忘れ去ってはいけない小さな小さな声がある」と作品への思いを込めている。

星野源「小栗くんと初めてじっくりとお仕事できる」


「3年前、とある作品の撮影中にプロデューサーの那須田(淳)さんと雑談していた時。この作品のストーリーを聞き、その発想と恐ろしさに激しく鳥肌が立ったのを今でも覚えています」と星野さん。

「『この役を源ちゃんでイメージしているんだ』と言っていただいた」と明かす。さらに「随分前から知り合っていた小栗くんと初めてじっくりとお仕事できること、心から信頼し、尊敬している土井監督、野木さんとまたご一緒できる」喜びに触れつつ、「悲劇でありながらも、人間がこの社会で生きる上でとても大切なメッセージが込められたこの作品の中で、曽根俊也の悲しみと共に生き、演じていきたい」と意気込みを語っている。

『罪の声』 (C)2020「罪の声」製作委員会

原作・塩田武士「自分のイメージを超える配役」


原作者の塩田氏は、「関西弁のユニークな挑戦状をマスコミに送りつけ、街のあちこちに指示書を貼って身代金を運ばせるという、史上初の劇場型犯罪」の映像化は「容易ではない」としながらも、「阿久津英士役に小栗旬さん、曽根俊也役に星野源さんと伺ったとき、自分のイメージを超える配役だと膝を打った」と明かす。

そして「プロデューサー陣の本気を感じる機会が幾度もあった。その表れの一つが、硬軟自在に物語を紡ぎ出す野木亜紀子さんによる脚本」と語り、「考えうる限り最高のプロが集ったと興奮した」と並々ならぬ期待をコメントしている。

あらすじ


平成も終わりを告げようとするとき、昭和最大の未解決事件に翻弄される2人の男がいた。新聞記者の阿久津英士(小栗さん)は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠を元に取材を重ねる毎日を過ごしていた。そして30年以上前の事件の真相を追い求める中で、どうしても気になることがあった。なぜ犯人グループは、脅迫テープに男の子の声を吹き込んだのか。

一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野さん)は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。何となく気に掛かり再生すると聞こえてきたのは、幼いころの自分の声。それは30年以上前に複数の企業を脅迫して、日本中を震撼させた昭和最大の未解決事件で犯行グループが使用した脅迫テープと全く同じ声だった! やがて運命に導かれるように2人は出会い、ある大きな決断へと向かう――。

『罪の声』は2020年、全国東宝系にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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