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ビヨンセは、世界的なR&B音楽グループ「ディスティニーズ・チャイルド」のメンバーとしてデビュー、2003年にソロデビューを果たす。これまでに獲得したグラミー賞の数は23、ノミネートは66と女性アーティストとしてグラミー史上最多ノミネートとなる驚異的な記録を打ち立てており、全世界セールスはトータル1億枚以上、名実共に世界最高峰のシンガーソングライターであり、パフォーマーだ。
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また、彼女は音楽界だけでなく、映画界にも活躍の場を広げ、『ドリーム・ガールズ』('06)での演技はゴールデン・グローブ賞女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされ、その後も『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』('08)などへ出演。
今年は、音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル2018」での歴史的パフォーマンスとその裏側、そこに込められたメッセージなどを収めた「HOMECOMING ビヨンセ・ライブ作品」がNetflixで配信され、話題を呼んだばかり。
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そして本作で、ビヨンセはアニメーション版にも登場する主人公シンバの幼馴染ナラ役を演じている。シンバと共にプライドランドで育ったナラは、シンバ同様、好奇心旺盛なメスライオン。“シンバは死んだ”と聞いていたナラは、深く悲しんだが、やがて美しい姿に成長。危機に瀕している王国を救うべく、助けを求めて故郷を飛び出し、偶然シンバと再会。突如“悲劇”に見舞われ、プライド・ランドから姿を消したシンバに「あなたは王なのよ」「プライド・ランドを救えるのはあなただけ」と、シンバに助けを求める重要な役どころとなる。
何といっても、シンバとナラが再会を果たすシーンは、本作の見どころの1つとなるだろう。久々の再会を果たした2人が、お互いに心を通わせているように奏でられる楽曲「愛を感じて(Can You Feel The Love Tonight)」は、本作で最も感動を呼ぶシーンの1つだ。
数あるディズニー作品の中でも名シーンの1つとして挙げられる本シーンを彩るのが、シンバ役をつとめる同じくグラミー賞受賞のドナルド・グローヴァー(チャイルディッシュ・ガンビーノ名義)と、ナラ役のビヨンセ。
『アイアンマン』をはじめとする話題作を大ヒットに導いたヒットメーカーで、本作の監督ジョン・ファヴローは、ビヨンセについて「ステージ上の彼女の人物像は威厳に溢れたものですが、実際の彼女はとても地に足がついている女性なんだ」とコメント。
さらに「彼女の歌声や才能は、やっぱり評判通り見事でしたよ」と彼女の歌声はもちろんのこと、声の演技にも絶賛を贈っている。超実写版としてまるで目の前に広がるような美しく精巧な景色に、世界最高峰の歌姫ビヨンセの歌声が掛け合わされることで、どんなシーンへと仕上がるのか、期待せずにはいられない。
『ライオン・キング』は8月9日(金)より全国にて公開。